ゴーヤの保存、数日ならば冷蔵庫で
いつの間にか「ゴーヤ」は夏野菜の代表のようになり、夏のスーパーには立派なゴーヤが並びます。また、猛暑が続く近年は、家庭菜園を楽しみながらできるゴーヤのグリーンカーテンも人気です。うまく育てれば、たくさんのゴーヤが収穫できます。とはいえ味に特徴のあるゴーヤは、一度にたくさんは食べられないので、上手に保存して美味しく食べきりたいですね。
冷蔵庫で保存するときに大切なのは、「タネ・ワタを取り除くこと」です。タネとワタから傷み始めるので、たて半割りにしてからスプーンで掻き取ります。乾燥を防ぐためラップで包むか、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。
冷凍保存のポイントはふたつ!
数日では食べきれない!そんな時には冷凍保存がおすすめです。まずは冷蔵保存の時と同様、たて半割りにして、タネ・ワタを取り、好みの厚さの薄切りにします。ゴーヤをそのまま冷凍するとかさばるので、ここで「塩もみ」をするのが冷凍保存のポイント<その1>です。塩もみしてしばらくおき、ぎゅっと絞ってポリ袋に入れます。カサも減って、たくさんのゴーヤを冷凍できます。そして、ゴーヤをつかった定番料理といえば、『ゴーヤチャンプルー』というご家庭が多いはず。塩もみして冷凍保存したゴーヤだからこそ、解凍したゴーヤ(余分な水気を絞る)はゴーヤチャンプルーにぴったりなのです。だからこそ、ポイント<その2>薄切りにするときの「厚み」が大切なのです。塩もみすることで水分が抜けることを考えて、少し厚め(1センチくらい)に切りましょう。
ゴーヤがたくさん獲れた時は乾燥も!
乾燥させて保存するのもひとつです。薄切りにしたゴーヤをザルに広げてカラカラになるまで天日に干すだけ。苦味が強いので、ここでは薄く切るのがポイントです。乾燥ゴーヤは水で20分ほど戻して、水気を絞ってから調理します。苦味があるので、炒め物やきんぴらのアクセントとして少量加えたり、しっかり甘辛く煮た佃煮などに使います。
ゴーヤを上手に保存して、夏を越しても美味しくいただきたいですね。