小さい子どもには意外と危険なさくらんぼ!
テーブルの上に洗ってお皿にのせてあったさくらんぼを、いつの間にか子供がつまみ食いしていた!皆さんはそんな体験ありませんか?うちの息子が小さい頃に、私の目をぬすんではさくらんぼを食べてしまったことがあります。
さくらんぼは減っているのに種がまったく見当たりません。まだ小さい息子は、さくらんぼの種をうまく吐き出すことができなかったため、さくらんぼをそのまま丸呑みしてしまったようです。種を取らないままさくらんぼを食べ、順調に消化した数時間後、息子は「おかあさんいたいよう」と泣く羽目になってしまいました。さくらんぼの種は先端がちくちくした堅い種。痛いのもうなずけます。
これは息子が3歳ごろの出来事。うちの息子に限らず、さくらんぼの種だけを出すことはお子さんにとっては難しいものなのです。でも、旬のくだものであるさくらんぼを子どもと一緒に楽しみたいですよね!そんなときにおすすめなのは、さくらんぼの種をあらかじめ取っておく方法。簡単に種を取ることができるのでぜひ試してみてください。
さくらんぼの種をとる簡単な方法
身近なものを使って簡単に取り出す方法を2つご紹介します。
1つは、わりばしを使って押し出す方法さくらんぼの軸(みどりの部分)を取り、軸の付いていた位置に、わりばし1本を当てて押し出します。すると、簡単に中から種が出てきます。こちらは簡単ですが、押し出すため、実が割れやすく見た目がすこし崩れてしまいます。
そんなときは、軸の付いていたところの反対側にも爪楊枝などで小さな穴を開けておくと、種をわりばしで外に押し出しやすくなり、実が崩れにくくなります。
もう一つは、ストローを使って取り出す方法ストローの先端を斜めに切り、軸をとった後にぷすっとストローを差し込みます。そのままぐるりとストローを一周させると、きれいに種がとれます。
ほんのひと手間で大人も子供も安心
この方法なら、タルトやパフェなどお菓子の飾りに使う際にも、きれいなまま使うことができます。佐藤錦のような日本の比較的小ぶりなさくらんぼなら普通のストローで種を取ることができます。今回は7mm径ストローを使っています。アメリカンチェリーの場合は、タピオカをいただくときに使うようなちょっと太めのストローを使うと上手くいきます。それでも上手にできない場合は、①種の大きさより直径が広いストローを使う②材質が硬めのストローに替えてみるなどを試してください。
大人になるとさくらんぼの軸を口の中で結べるほど器用な人もいらっしゃいますが、小さな子どもにとっては種を自分で取るのはなかなか難しいこと。うちの息子のように笑い話になればいいですが、種が気管に・・・という事故も考えられなくはありません。
子どもが自分で種を出せるようになるまでは、大人のちょっとしたひと手間で一緒に安心して旬の味を楽しめたらいいですね。
さくらんぼ、どうして「さくら」んぼ?