夏の優秀野菜「ししとう」を知る!

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ししとうってどんな野菜?

ナス科トウガラシ属の「ししとう」は、唐辛子の中の甘味種で、辛味はなくβカロテンやビタミンCなどの栄養素が豊富栄養な野菜です。形が獅子の頭に似ていることから「獅子唐辛子」の名前がついたと言われています。年間通して高知県の生産量が圧倒的に高いものの、夏場は千葉県産も多く出回ります。

ししとうは暑さに強いため栽培しやすく、長期にわたってたくさん収穫できるので家庭菜園にも向いています。地植えはもちろんプランターでもOK!栽培初心者さんも気軽に挑戦できます。

ししとうとピーマン、どう違う?

ししとうピーマン

姿、形がとっても似ている、ししとうとピーマン。ピーマンもししとうと同じで、ナス科トウガラシ属の野菜、唐辛子の甘味種です。どちらも完熟する手前の実を食べる野菜で、完熟すると赤色になります。

ししとうとピーマンは姿も似ていますが、大きな違いは種を食べるか食べないか。ししとうはピーマンよりも種が柔らかく、口に残らないので丸ごと食べられるのが特徴です。

半分

また、果肉の厚みも異なります。ピーマンはししとうよりも厚みがあり、生食でパリッとした歯応えを楽しむにはピーマンが向いています。ししとうは果肉は薄いので柔らかく、丸ごと調理しても食べやすいです。それぞれの良さを活かすことで料理の幅が広がります。

ししとうの下ごしらえはポイント二つ!

ししとうってどうやって食べるの?何料理に使うの?という声も聞こえてきそうです。ししとうのかわいい姿を活かしてヘタをつけたまま焼いたり揚げたりして料理に添えるほか、ガクとヘタを取って炒め物や煮物にするのもおすすめです。下ごしらえのポイントは二つ!

①ししとうに穴をあける
②包丁を使わずヘタをとる

①丸ごと使うときは楊枝で2〜3箇所穴を開けます。加熱するとししとうの中の空気が膨張して破裂する可能性があるためです。

下ごしらえ1

②ヘタとガクを取るときは、包丁を使わずにガクを摘んでポキッと折るように外すときれいに簡単に取れます。

下ごしらえ2

ぜひししとうならではの丸ごとのおいしさを味わってみてください。

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