にんじんに旬はあるの!?
1年中手に入るにんじんに旬はあるのでしょうか?にんじんは千葉県や徳島県で多く生産され、5〜7月頃と9〜12月頃の2回旬を迎えます。夏場のにんじんは北海道産が多く出回り、またにんじんは貯蔵にも向いているため、1年を通していつでも食べられるというわけです。栄養面でも彩りとしても、日々の食卓に欠かせないにんじんですが、店頭に並ぶ時は葉っぱの付け根から切られています。にんじんの葉っぱがどんな姿か知らない方もいるのではないでしょうか?
葉つきにんじんを見つけたら
スーパーにも地場野菜のコーナーが増えてきた昨今、葉つきのにんじんを見かけることが多くなったように思います。買ってきたら、まずはにんじんと葉っぱを切り分けましょう。葉っぱが成長しようとにんじんから栄養分を奪ってしまうのを防ぎます。葉っぱがしっかり大きく育っているものは、葉先の柔らかい部分と茎を分けて料理しましょう。柔らかい部分はどんな料理にも使えます。ほろ苦さがあるので春菊やセロリのようなイメージで料理に活かします。生のままサラダに散らしたり、さっと湯掻いて和物にしたり、炒め物や鍋物にもおすすめです。硬い部分は10センチほどに切り分けて(たこ糸で束ておくと取り出すときに便利)から冷凍保存しておき、スープを煮るときなどに鍋にポンと放り込むと香味野菜として活躍します。
にんじんと葉っぱの「ひとくちかき揚げ」
もっともおすすめの食べ方は「ひとくちかき揚げ」です。
<材料>- にんじん:小1本
- 葉:ひとつかみ程度
- 片栗粉:大さじ1〜2
- 小麦粉:大さじ1〜2
- 水:大さじ2〜3
細切りにしたにんじんと、ざくぎりにした葉っぱをボウルに入れて、片栗粉と小麦粉を加えて全体にまぶします。硬めの衣が全体に絡む程度に水を少しずつ加えて菜箸で混ぜます。ひとくちサイズにまとめ、180度に熱した油でカリッとするまで揚げます。野菜ひとつで彩りも香りも良いかき揚げが出来上がるのは、葉つきにんじんならでは!ぜひお試しください。