まるごとのかぼちゃは天然の保存食!?
夏に収穫したかぼちゃは涼しい場所で保存され、少しずつ水分が抜けてヘタの部分が縮んでくると食べ頃のサインと言われます。スーパーには半割や1/4に切り分けたものが多く出回りますが、道の駅や地場野菜の売り場ではまるごとのかぼちゃを見かけることも。見かけたらぜひ手に取ってください。

そのまま涼しいところに置いておけば1〜2ヶ月保存できるので、冷蔵庫の空き具合を気にすることも、慌てて食べる必要もないのです。買い物に行けなかったとき、かぼちゃがあった!と助けられるかもしれません。野菜の中でも食べ応えがあって、料理にお菓子に幅広く使えるかぼちゃは天然の保存食とも呼べそうです。硬いかぼちゃを切るときは、電子レンジなどで少し温めて柔らかくしてから切れば安心です。
切り分けたかぼちゃの保存は乾燥に注意
切り分けたかぼちゃを買ってきたら、その日に調理しない場合でも、まずは種とワタを取りましょう。かぼちゃは水分を含む種とワタから傷みはじめるため、大さじや大きなスプーンでかき取ります。

種とワタを取ったら、切り口が乾かないようラップで覆うかポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。調理するときのためにあらかじめ切っておくのもおすすめです。
食べやすく切って保存容器に並べ、湿らせたペーパータオルをかけてから蓋をして保存します。切り口が乾かないようにするのがポイントです。

かぼちゃって冷凍保存できるの?
カットしてあるカボチャを数日中に使わない場合は冷凍保存がおすすめです。食べやすく切り分け、保存用袋に重ならないように並べ、あればアルミのトレイに乗せて冷凍します。

30分ほどしたらトレイを外し、かぼちゃ同士が袋の中で重なっても大丈夫です。このひと手間で使いたい分だけ取り出すことができて便利です。使うときは解凍せずにそのまま調理。

何かもう一品欲しいとき、冷凍庫から出したかぼちゃをそのまま蒸し器に入れて火にかけ、かぼちゃに火が通り始めたら冷蔵庫にある野菜をプラスします。硬いかぼちゃを切るところから始めるのは億劫ですが、冷凍かぼちゃがあれば気軽に蒸し野菜がつくれます。
丸ごとカボチャの切り方・皮のむき方


