お米の保存法はコツをつかんで、美味しいお米を!

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美味しいお米の保存方法

新米の美味しさを少しでも長く味わいたい!年中を通じて美味しいお米を食べたいですね。そんな皆さんのために、今回は【お米の美味しさを保ってくれる保存方法】をご紹介いたします。

お米は生鮮食品

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私たちが専門店やスーパーで購入するお米の多くは、農家で収穫された後、JA等にもみ殻のついた状態で輸送され、低温の貯蔵庫内で保存されています。その後、専門店やスーパーからの注文に応じて、工場で精米され袋詰めされたものが届けられます。お米=保存食と言っていいほど長持ちするイメージをお持ちの人も多いと思いますが、お米は精米してしまうと日に日に鮮度が落ちてしまう、いわば「生鮮食品」なのです。

ですので、新米の時期だからといって、まとめ買いするのはおススメではありません。
では、一度にどれくらいの量を買えばいいのかというと、秋から冬の時期は3~4週間、春~夏の暑い2~3週間で食べきれる量を購入しましょう。購入時には、精米日をチェックするのも忘れずに!

お米が喜ぶのは「低温」「低湿」「冷暗所」!

保存場所ですが、しかしお米は湿気・熱・光が大敵なので、比較的涼しく(10〜15℃)、湿度の低い暗いところが最適です。

精米後のお米の保存場所として理想的なのは、低温で湿度が低く、日の当たらないところだと言われています。買った袋のまま床の上という人もいると思いますが、やめた方がいいでしょう。家の中でこの環境を保てるところは、ずばり冷蔵庫の野菜室。お米は精米後もずっと呼吸を続けており、空気に触れることで乾燥し表面の脂肪分が酸化、劣化していきます。温度を15℃以下に保つことで、お米の呼吸を抑え、また害虫の繁殖も防ぎます。

ちなみに一般的に貯蔵温度が10度下がると、お米の酸化のスピードを半分に遅らせることができるそう。ということは、野菜室での保存は常温での保存と比べ、2倍の間美味しさを持続できるということです。

お米の保存容器は何を使うと良い?ペットボトルでお米を保存する方法

もう一つ大切なことは、密閉できる保存容器に移すということ。
市販のお米のビニール袋には、流通の都合のため、目には見えない小さな穴が沢山開いています。お米を袋のまま保存すると、そこから呼吸し酸化が進んでしまいます。また、お米は臭いを吸収しやすい性質を持っていますので、袋のままだと臭いが付いてしまうことも。一度付いてしまった臭いはとることができませんので、注意が必要です。

お米の保存に市販の色々な容器がありますが、私の家では飲み終えた後の1リットルのペットボトルを保存容器として使っています。野菜室などの冷蔵庫に入れやすく、密閉できる点で、お米を保存するポイントを押さえている保存法です。使っていないペットボトルをしっかり乾燥させて、お米を保存してみるといいですよ!

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