黒米の炊き方、白米を炊く方法と違う!?

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美肌効果!?黒米の持つアントシアニン(ポリフェノール)の力って?

黒米とは、私たちが普段食べている白米(稲)の原種で古代米の一種です。薬米という別名がつくほど古来からさまざまな薬効があると伝えられ、またお祝いの米としても珍重されたといわれています。白米と比べると、亜鉛、鉄分、カルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラル類はもちろん、タンパク質、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、トリプトファン、リジン、ナイアシンも豊富です。

黒米

黒い色はアントシアニン

黒米の“黒い色‘’に注目してみましょう。この黒色の正体は、果皮・種皮の部分にある青紫色の天然色素のアントシアニン(ポリフェノールの一種)です。ワインやブルーベリーにも多く含まれている色素です。

アントシアニンには強い抗酸化作用があり、紫外線による日焼けからお肌を守ってくれます。また、ストレスや紫外線由来の活性酸素を排出する作用も強いので、シワやシミの発生を抑えます。

その他にも、くすみの原因となるメラニンを作り出す酵素や、美肌成分であるコラーゲンやヒアルロン酸を壊す働きのある酵素への抑制力も強く、お肌のアンチエイジングを助けてくれる力強い味方なのです。潤い&ハリのある美しいお肌を保つために、積極的に黒米を食べたくなりますね。

黒米の炊き方、これだけは注意して!

黒米は通常、白米と混ぜて炊くことが多いと思いますが(水分量&炊飯時間は白米のみの場合と同じでかまいません)ひとつだけ注意が必要です。

それは、しっかりととがない(洗わない)こと。さっと水で軽く洗い流す程度でOKです。なぜなら、アントシアニンは水に溶けやすい性質だからです。白米のようにといでしまうと、その間にアントシアニンがどんどん流出してしまい、せっかくの栄養成分が減少してしまうので、注意しましょう。

炊きあがった黒米入りごはんは、全体をさっとまぜ再度蒸らします。こうすることで、全体に黒米が行き渡りより美味しく頂くことが出来ます。また、炊飯ジャーでの長時間の保存はアントシアニンを壊してしまうので、一度に食べない場合は小分けにして冷凍保存し、食べる時にレンジで解凍することをおすすめします。