お米の鮮度について考える

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お米は野菜です

日本にはお米を中心とした素晴らしい食文化があります。秋の新米シーズンが来ると、どんなお米に出会えるか楽しみですね。おいしいお米は、土や水など様々なこだわりから作られるおいしいお米を選ぶことからはじまります。それでも本当に美味しいお米を食べるために、意外と知らないことがあります。それは、お米も野菜と同じで鮮度がとっても大事、ということ。私たちは、お米と野菜を別の物として考えがちです。でもよく考えてみると、土に植えて育てるのは野菜と一緒、お米も野菜なのです。

お米の鮮度

お米にも鮮度があります

野菜を選ぶ際に、鮮度をすごく気にすると思います。でも、お米を選ぶ時って、鮮度を気にしない人の方が多いと思います。お米も野菜と同じで鮮度がとっても大事なのです。家庭に届く精米をする前のお米は、きちんと温度や湿度を管理されています。一方で通販などでお米を買った際、精米後は鮮度はどんどん落ちていきます。

お米の場合、酸化がはじまり水分がなくなり、次第に乾いていきます。お米農家の方が普段食べている精米直後のお米の含有水分は16%前後です。一方で、流通に流れるお米の含有水分は保管などを考えて14%前後です。更に時間が経てばどんどん水分が失われていくのはお分かりになると思います。そうすると、どれだけおいしいお米も普通のお米になってしまいます。

美味しいお米は農家さんからの直送で

ほんとうに美味しいお米を食べるには、精米したてのお米を農家さんから直接届けてもらうのが一番。理想は、毎月精米したお米を必要な量だけ購入することです。どれ程美味しいお米でも、精米して1ヶ月以上経過すると、水分の抜けた美味しくないお米に変わっているからです。

届いたお米を保存するには、冷蔵庫に入れて10度前後の温度での保管が一番です。米袋やおひつに入れて常温で保存する人が多いですが、これでは水分をわざわざ抜いているようなもの。このひと手間で、うんと美味しいお米を味わうことが出来ます。

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