改めて、玄米と白米の違い
お米は、田んぼで育ちます。
田んぼで成長した稲の先端についているお米を「籾(もみ)」と呼び、殻がついています。この殻は「籾殻(もみがら)」と呼ばれ、もみ殻を取り除いたものが玄米です。玄米を削り、中の白い部分を出したものが精白米です。普段、白米を通販やスーパーで買うのはこの状態を指します。
当たり前と思うかも知れません・・いえ、意外と曖昧な方が多いです。
玄米と白米のいいところを同時に楽しめる「分づき米」
玄米と白米にはそれぞれいいところがあります。
◎玄米の長所
・ビタミン・ミネラル・食物繊維が多く栄養豊富
・デトックス効果
◎白米の長所
・炊き方が簡単で炊飯の手間が少ない
・消化が良いので、胃腸の負担が少ない
ただ、いきなり玄米に挑戦するのは難しいもの。「主人や子供が嫌がって」という感想はよく耳にします。そんな玄米のいいところを白米と同時に味わえるのが「分づき米」という方法。簡単に言うと、玄米と白米の真ん中のお米です。例えば「3分づき米」とは玄米から3%削ったお米を指します。
※白米は「1割づき米」ともいい、玄米を10%削ったものですね
「分づき米」いろいろ
分づき米は、玄米の表皮を削る量に応じて違った味わいになります。
3分づき米
玄米の表皮を30%程削ったお米です。玄米の糠を少しだけ取り除いた状態で、見た目は茶色い部分が目立ちます。消化を考えるとよく噛むのがお勧めです。
5分づき米
玄米の表皮を50%程削ったお米で、見た目も3分づき米と比べるとかなり白くなります。胚芽と呼ばれる部分はしっかり残り、食物繊維も豊富に含まれます。浸水時間を最低1時間はとって炊くといいです。
7分づき米
分づき米に初挑戦の方にお勧めです。見た目はほとんど白米と変わりません。食味も白米にかなり近づくので、初めて分づき米を食べるという方にもオススメです。味わいが白米よりもあるという人も多いです。
分づき米は、白米とのブレンドなど好みによってさまざまなアレンジが出来るのも楽しいです。最近では家庭用の精米機で手軽に分づき米を試せるようになりました。まだ分づき米を食べたことがないという方はぜひ一度食べ比べてみてくださいね。