香味野菜ってなに!?
料理の味を引き立てるために風味づけ等に使う香りの高い野菜、「香味野菜」。この香味野菜を使いこなすと、お料理の幅が広がると言われます。香味野菜というと何だか敷居が高い印象ですが、これから旬を迎える長ネギも香味野菜の一つです。
もう迷わない、青ネギと白ネギの違いを再整理。長ネギ独特の辛みと香りは硫化アリルと呼ばれる成分によるもの。この成分が消化液の分泌を促して食欲を増進し、体温を高める薬効があります。また、長ネギの青い部分に多く含まれるβカロテンは皮膚や粘膜を健康に保ち、体の免疫力を高める効果があると言われています。
長ネギを見分けるコツ
おいしく新鮮な長ネギを見分けるコツは、
・緑の部分、白い部分が濃く鮮やか
・まっすぐであること
・巻きがしっかりしており、重みがあるもの
・緑と白のコントラストがはっきりとしているものが甘い
です。お買い物の際にご参考にされてくださいね。
ナスの香味和えの材料
今回はナスを揚げ焼きにして、ネギをたっぷり一本いただけるレシピをご紹介します。段々と朝晩が冷える季節。長ネギをまるまる一本いただいて、美味しく健やかに秋を迎えましょう。
ナスの香味和えの材料
- 長ネギ:1~2本
- ナス:2~3本
- しょうが(すりおろし):小さじ1
- にんにく(すりおろし):小さじ1/2
- ゴマ油:適量
ナスは縞模様になるように皮をむき水にさらしておく。炒める直前に水を切り、輪切りにします。
合わせたれの材料
- めんつゆ:80㏄
- みりん:大さじ1
- 酢:大さじ1
ナスの香味和えの下準備のポイント
長ネギは粗みじん切りにする。
簡単にできる長ネギの粗みじん切りをご紹介
- 斜めに巻の中央ぐらいまで包丁で切れ目を入れます。
- ひっくり返して同じ方向に切れ目を入れます
- 端から小口切りにすると完成。
とっても簡単なのでお試しください。
長ネギたっぷりナスの香味和えレシピ
1.ナスを炒める
フライパンでゴマ油を熱し、水を切ったナスを加え、表面が少し焦げる程度まで焼く。
2.さらにナスを炒める
ナスをひっくり返し、ゴマ油を足してもう片面も焼く。
3.残りの具材を炒める
表面が焼けたら、長ネギ、しょうが、にんにくを加えてさっと炒める。
4.バットに取り出す
長ネギが少ししんなりしたら平たいバット等にあける。
合わせタレを和える
使用したフライパンはいったん火を止めて、合わせタレを入れて、10秒ほど余熱で煮きり、バットに移したナスにかける。
5.ナスの香味和えの完成
多めに作っておき、作り置き用に保存容器にいれて、3~5日保存可能です。ごはんのお供にはもちろん、お豆腐やうどんに乗せたり、唐揚げに乗せることで、野菜が苦手な子どもたちも食べやすくなります。お好みで色々なものに合わせてみてください。
文 三上優美