ネギ=葉っぱ部分。葉っぱでネギの良し悪しを見分けましょう!!
関西では青ネギ、関東では白ネギを食べるのが主流ですが、どちらも葉っぱを食べているって皆さん知っていましたか?根っこの上に5mm~1cm程度の茎部分があるだけで、あとは青い部分も白い部分も葉っぱだそう。
おいしいネギの見分け方
ネギは外側が裏側の葉っぱだそうで、野菜は表の葉っぱが潤っているのが新鮮なので、ネギだと内側が潤っていて繊維の細かいものがおすすめのネギだそう。柔らかさも重要で、水気を持ちながらもしなやかな感じで、なおかつみどりと白の境目がくっきりしているものを選んでほしいと教えていただきました。①潤い②柔らかさ③色の3点のポイントをしっかり押さえてくださいね!
ネギは野菜の中でも育てるのに時間がかかる野菜
ネギは成長するのに、どれくらいの時間がかかるのでしょうか?実は半年以上かかるんです!
種まきから1ヶ月でできる野菜があるのと比べると驚きの長さですね。植え方も最初はくぼんだところに苗を植えて、その後成長すると水平のところまで土をかぶせ、そして白い部分をつくるためにもっと土をかぶせていく。とっても手間のかかる野菜です。
ちなみに、青ネギは土をかぶせずに栽培して、細い青ネギだと60日くらいでできるとのこと。ネギの白い部分は土をかぶせるからできるのですね。
ネギは暑さにも弱く、25度以上で成長が止まるんだそう。夏場は成長が止まり、夏が終わると、寒さにより甘味を増し、ぐんぐんと成長したものを出荷するそう。
こういうお話しを聞くと、野菜によって栽培や成長の仕方が違い、ネギも生きものだということを感じることができます。
ネギのことは近藤さんに聞く、東京のネギ農家近藤さん。
柔らかいネギや1年中食べられるネギをつくるために、ハウス栽培もして、消費者の需要に答えながら栽培をしておられる近藤さん。ネギの出荷は東京都トップクラスで、一面が近藤さんのネギが広がる絶景でした。食べてみると本当においしく、そのまま食べても甘みが感じられるネギでした。農家さんのおすすめのネギの食べ方気になりませんか?おすすめの食べ方も聞いてみました。それはまた次回のお話です。
写真・文: 松田悠/地域環境学習コーディネーター