白ネギの「辛み」どうしていますか?
白ネギが苦手な方で苦手な理由として、「辛み」をあげられる方も多いのでは?白ネギの辛みをとるにはコツがあります。白ネギはユリ科の野菜で、同じ仲間に玉ねぎがあります。その玉ねぎも生で食べるときに辛みをとる方法として水でさらす方も多いのではないでしょうか。白ネギも一緒です。水で5分ほどさらし、なおかつ水の中でもむと辛みがもっと抜けるとのこと。苦手な方は是非試してみてくださいね。
白ネギって薬味以外にどう食べる?
白ネギは薬味やお鍋にいれる食べ方が一般的です。焼きネギもおいしいですね。今回は白ネギ農家の近藤さんからおすすめの食べ方を伺いました。白ネギを手巻き寿司に巻いて食べるのだそう。作り方は簡単!
1、白ネギを白髪ネギにして辛みをとる。
2、フライパンに油をしき、白髪ネギを軽く炒め、しょうゆ、マヨネーズであえる。
3、のりの上にご飯をのせ、その上にネギをのせて巻いて食べる。
分量は4人分です。
ネギ:2~3本
のり:2~3枚
ご飯
サラダ油:大さじ1
マヨネーズ:大さじ1
しょうゆ:小さじ1
白髪ネギを切るときに、縦に開くと芯のような部分が出てきます。芯が白髪ネギとして切りにくい場合は一緒に白ネギとなすの炒めものなどを作り、炒めものにいれると楽ちんです。白ネギの手巻き寿司は、炒めて甘味が増す・マヨネーズが入っていることもあり食べやすく、子どもにも大人気のようです。是非お家で試してみてくださいね!
炒めて甘味が増すのは、白ネギに含まれるアリシンという辛みの栄養素が甘味に変化するからだとか。アリシンは血行をよくしたり、ビタミンB1の吸収を助けてくれます。びっくりなのは、白ネギの緑の部分は緑黄色野菜と同じ栄養で、白い部分は単色野菜でアリシンがより多く含まれていること。同じ野菜でも食べるところで栄養価が全然違うのですね。この手巻き寿司だとアリシンがたくさん摂れますね。
ネギ農家さんの努力は続く
近藤さんは、夏休みに地域の子どもたち向けに、白ネギの魅力を知ってもらうための講座を行っています。この手巻き寿司も子どもたちと作るそうです。近藤さんは野菜を生産して販売するだけでなく、野菜というスキームで農業・野菜の魅力をより楽しく伝えることができたら、と日々いろいろな活動をしています。消費者により多く囲まれている東京都だからこそ、消費者と触れ合いながら、農業を進めていきたい。近藤さんの想いを是非野菜や活動を通して感じてほしいです。
写真・文:松田悠/地域環境学習コーディネーター