長ネギ?白ネギ?青ネギ?使い分け大丈夫?
先日、我が家で利用している野菜宅配サービスから白ネギが届きました。荷物を受け取った母からは
「そろそろ長ネギの季節よね」
とメールが届いて一瞬、どんなネギがわからずに、不覚にも戸惑ってしまいました。
「青ネギって色んな料理に使えて万能よね。」
「鍋に入れる具は白ネギが一番大好きです。」
皆さんは、この紛らわしい言葉の使い分け、自信がありますか?
再整理!青ネギと白ネギの違い
ネギは「葉ネギ」と「根深葱」と大きく2つに分けることが出来ます。関西では、うどんなどに入れる葉ネギが主流でした。一方関東では、鍋などに使う根深葱が多く栽培されていました。最近では、栽培技術や物流が発達し、「西日本=葉ネギ、東日本=根深葱」というイメージは薄くなってきています。
葉ネギ
葉ネギは、青ネギとも言われます。京都の九条太ネギや、九条細ネギが有名です。根深葱などと比べると主に緑の葉の部分を食べます。主に薬味として使いますので、小口切りにして、保存容器に入れておきます。すぐに使う時は冷蔵庫に、すこし長めに使いたいときは冷凍庫での保存がおすすめです。
根深葱
根深葱は、長ネギ、白ネギとも言われます。葉ネギと同じように、食べる部分は葉なのですが、畝を高くすることで、土に埋まっている部分を多くします。そのため根深葱は、白い部分が多くなります。葉ネギと違い、根深ねぎは味により甘みがあるので、お鍋に活躍します。焼きネギもおすすめです。
根深ネギはネギ油にして使い切る
根深葱は主に白い部分を食べることが多く、緑の部分を捨ててしまっていることはありませんか?薬味に使うには、太く硬いので使い方に困ってしまうのではないでしょうか?そんな根深葱の緑の部分にもうま味がたくさん含まれているので、ネギ油にしておくことで、ネギの風味とうま味を加えた油として、炒め物などに使います。
ネギ油の材料
- 根深葱:1束
- サラダ油:100cc(ネギがひたひたになる程度)
ネギ油の作り方
根深ねぎを切る
根深ねぎの緑の部分を輪切りにします。(輪切りの代わりに、フードプロセッサーを使っても同様につくれます)
加熱する
フライパンにサラダ油を入れ、そこにネギを加えて7分ほど弱火で熱します。
完成!
粗熱が取れたら、瓶などの容器に移します。
根深ネギは地域ごとに有名な品種がある
根深葱は寒さに強いなど、育てるのに最適な環境にも個性がありました。その結果、昔から育てる土地の気候にあった品種が栽培され、特徴のある品種を生み出して来ました。現在では、各地域ごとに固有のネギがあると言ってもいいほど、沢山の品種があります。
有名な根深葱の品種
- 下仁田ネギ:群馬県下仁田町で栽培されている根深葱
- 一関曲がりネギ:岩手県一関市で栽培されている根深葱
- 深谷ネギ:埼玉県深谷市で栽培されている根深葱
有名な葉ネギの品種
- 九条ネギ:京都市南区九条で栽培されている葉ネギ
- ワケギ:ネギとタマネギの雑種の葉ネギ