梅は疲労回復に効果あり!
梅はアルカリ性の食品で、クエン酸をはじめ、リンゴ酸・カルシウム・鉄分といった有機酸類・ミネラル類を多く含んでいると言われています。そのため、梅ジュースは疲労回復や血液浄化作用、整腸作用や美肌効果など様々な効果をもたらしてくれる万能ジュースです。さっぱり美味しく体に良い、これからの季節にぴったりですね。今回は梅ジュースの作り方をご紹介いたします。
梅ジュースの材料
- 青梅:1kg
- 氷砂糖:1kg
- 4リットルの瓶
- ヘタを取るための竹串
- キッチンペーパー
梅ジュースに使う砂糖、まずは氷砂糖から
青梅と氷砂糖は1:1で作ります。上記の量(各1kg)で作ると、出来上がりのシロップの量は半分(1000ml)位になります。氷砂糖の代わりに、てんさい糖やきび砂糖、和三盆などを使って作ることもできます。砂糖ごとに味が変わるので、同時にいくつか作って味比べも楽しいかもしれませんね。ただ、一番失敗が少ないのは溶けやすい氷砂糖です。溶けて梅の周りにシロップがつくことで、梅がカビたり発酵することを防いでくれます。初めて梅ジュースを作る方は、氷砂糖がおススメです。
では、作り方にうつりたいとおもいます。
梅ジュースに適した梅とは
完熟した黄色い梅だと、青い梅より摂れる梅エキスが少なくなってしまったり、発酵が進みやすいという特徴があります。また、味も完熟梅と青梅には差があります。完熟梅はフルーティーでまろやかな風味に、青梅は酸味がありすっきりとしながらもコクがある味になります。なので、「若くて固くて大きい青梅」が梅ジュースを作るには適しているといわれています。大きさは2Lサイズ以上を買うとよいでしょう。
梅ジュースの作り方
① 瓶を消毒します
瓶に熱湯を注いで傾けながら回します。ふきんで拭くと雑菌がつく可能性があるので、瓶の口を下にして乾燥させます。
② 青梅を傷つかないように丁寧に洗います
梅は表皮を傷つけないよう流水ですすぐように洗い、水に数時間つけてアクを抜きます。※完熟梅の場合は水につける必要はありません。
③ キッチンペーパーなどで水気をふき取ります
水分をふき取ったあと時間があればざるなどに広げ、日の当たらない場所で数時間乾かすとなおよいですね。
④ 青梅のヘタをつまようじや竹串を使ってとります
とり方は、ヘタと青梅の間につまようじを差し込んで、くるんと回せばポロッととれます。お子さんでも簡単に取れるので、お手伝いしてもらうと楽しいかもしれません。
ヘタが残っていると、ヘタから傷んでカビの原因になってしまいます。きれいに取り除くのがおすすめです。
⑤ 冷凍庫に一晩以上寝かせます
冷凍することで、繊維が破壊されてエキスが出やすくなります。また、発酵しにくくなります。(しかし、冷凍しなくても大丈夫です)上手に冷凍するポイントは、梅をしっかり乾かすことと、袋を閉めるときできるだけ袋から空気を抜くことです。
⑥ 冷凍の状態のまま、青梅と氷砂糖を交互に入れていきます
青梅を瓶の底にしきつめ、氷砂糖をしきつめ、さらにその上に青梅をしきつめる、というようにしてください。氷砂糖を使う理由は、純度が高いため、すぐ溶けて梅ジュースに変わっていくからです。
⑦ 青梅と氷砂糖を瓶に入れた後は、冷暗所に保存します
毎日瓶をゆすってあげます。ゆすることで氷砂糖が溶けやすくなり、濃度のバラつきが少なくなります。また、青梅に砂糖がかかるので、カビの発生を防ぐことが出来ます。
⑧ 完成!
2~3週間ほどなじませて、氷砂糖が溶けるのを待ちます。程よい出来上がりの目安は、氷砂糖が溶けて、梅がしぼんでくる頃合いです。
梅ジュースが完成です。熱湯などで殺菌した容器に移し替え、冷蔵庫で保管します。3ヶ月冷蔵庫で保存可能です。氷を入れてロックで、炭酸を入れてシュワっと飲んでも美味しそうです。割って飲まれる場合は4倍くらいに薄めるといいと思います。お好みで調節してください。お子さんも飲めるので、家族で梅ジュース楽しんでくださいね。
梅ジュースの発酵が進んでしまった時の対処法
つけていた梅は取り除いて、目の細かい布でこして、弱火で15分火にかけ、アクをすくいながら沸騰しないよう注意します。