手作り梅シロップの基本
青梅が店頭に並び始めるといよいよ初夏の到来を感じます。梅シロップに梅干しに・・総じて「梅仕事」と呼ばれるくらい、梅の使い方はさまざまです。中でも気軽に取りかかれる「手作り梅シロップ」の作り方をおさらいしましょう。
手作り梅シロップの材料
- 青梅:1kg
- 氷砂糖(または砂糖):1kg
- 保存瓶(容量4リットル):1瓶
手作り梅シロップの作り方
- 1.保存瓶を熱湯消毒する
- 2.青梅を洗う
- 3.青梅のアク抜き
- 4.青梅の水気を拭き取り、竹串でなり口(ヘタ)をとる
- 5.冷凍庫で一晩寝かせる
- 6.瓶に青梅と氷砂糖(または砂糖)を交互に詰める
手作り梅ジュース作りの小さなギモン
どんな梅が向いているの?
若い梅の爽やかな香りを楽しむには、黄緑色の青梅がおすすめです。黄色く熟した梅は、柔らかくシロップが濁りやすいため梅干し向きといわれますが、完熟梅でも甘みのある美味しいシロップができあがります。
冷凍保存してからシロップを作るのはなんで?
冷凍することで梅の繊維が壊されるため果汁が出やすくなります。
(冷凍せずそのままでも美味しい梅シロップができあがります)
「ひと粒シロップ」で季節の味をおすそ分け
たいてい青梅は1キロ単位で売られているので、おのずと用意する瓶も大きくなり、シロップもたっぷりできあがります。作ってみたいけど・・というひとり暮らしの方、昔はよく作っていたわ・・という年配の方、忙しくて手作りする時間がない!という方も多いはず。今年は小さな空き瓶に、梅シロップを作って季節の味をおすそ分けしてみませんか?
「ひと粒シロップ」の作り方は基本の梅シロップと同じです。
小さな空き瓶に、梅の実と同量(g)の砂糖を詰めます。
ビンをゆすりながら眺めていると、梅のエキスが少しずつ出て砂糖が溶けていくのがわかります。
10日ほどすれば、ひと粒の梅からいただくめぐみのシロップができあがり。水やソーダで割って味わいます。
ひと粒、ふた粒、み粒・・相手を想ってつくる季節の味。作ってすぐにおすそ分けすれば、日々変化する様子も一緒に味わってもらえます。
(*撮影時は黄色く熟した梅を使用しています)