美味しくぶどうを食べるための3つの保存法

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今が旬のぶどうを上手に保存する

6月頃になると、店頭に並び始めるぶどう。最も日本で作られている「巨峰」、小さい粒で親しみのある「デラウェア」、糖度と香りが高い「マスカット」・・・様々なブドウが店頭に並びます。甘くて美味しくて、子どもから大人まで人気の果物です。そんなブドウの旬は8月~10月頃と言われています。

ぶどう保存

また、栄養の面ではどうでしょう?ぶどうの皮には、アントシアンが多く含まれています。アントシアンは、血液をきれいにする働きがあると言われているので積極的に摂りたいですよね。そんなぶどうの美味しさを保つための保存法はご存知ですか?実は、ぶどうをそのまま冷蔵庫に保存すると、水分が軸に戻って黒くなってしまい旨味が逃げてしまいます。冷蔵の場合、冷凍の場合をご紹介しますね。

ぶどうの冷蔵保存法

① デラウェアを房をつけたままの状態

1房ずつ新聞紙やポリ袋、ラップなどで包んで野菜室で保存します。新聞紙に包むときの注意点ですが、一度くしゃくしゃにします。そうすることで、新聞紙が柔らかくなるので実を傷めて取れやすくなることを防げます。賞味期限は3~5日程度です。

② デラウェアを房から外した状態

ぶどうの冷蔵保存

1粒ずつ2~3mm程度枝を残した状態でキッチンばさみで切り取りとります。枝から外してしまうと、果汁が漏れて痛むので、枝をつけた状態で保存します。賞味期限は1週間程度です。

冷蔵保存をしていた時のちょっとしたコツですが、食べる20~30分前に冷蔵庫から出して常温しておくことで、甘味を感じやすくなります。また、ぶどうを洗うのは食べる直前にしましょう。その理由は、ぶどうの皮についている「ブルーム」という白い粉のようなもの。ブルームは、ぶどう自身が出す、鮮度を保つ役割を果たしている成分なのです。

2週間は楽しめる!ぶどうの冷凍保存

デラウェア冷凍保存

冷凍保存の場合は冷蔵保存の方法と同じく、実から2~3mm程度のところで枝を切り、水洗いします。キッチンペーパーなどで水気をとって、タッパーやビニール袋に重ならないようにいれて冷凍させます。冷凍ブドウの皮は、水を軽くぬらせばつるんとむけます。賞味期限は2~3週間です。