皮ごと食べれるぶどう、シャインマスカット
皆さん、シャインマスカットってご存知ですか?
ぶどうといえば、紫色の巨峰やデラウェアが一般的ですが、緑色をした楕円の形をした粒のシャインマスカットも最近店頭で見る機会も増えてきました。シャインマスカットは「安芸津21号」と「白南」で、2006年(平成18年)に品種登録されたぶどうです。大きな特徴としては「皮ごと食べられる」ことではないでしょうか。皮は薄くエグみも少なく、糖度が18~20度あり、香りもよい。パリッとした食感も楽しく、皮ごと手軽に食べられると人気な品種です。
まずは美味しいシャインマスカットを見分けます
新鮮なシャインマスカットの見分け方は、粒がふっくらしていて皮に張りがあること。また、軸の部分が青々としているものがよいです。古くなってくると、軸が茶色く枯れてきてしまいます。そんな皮ごと食べられるシャインマスカットですが、「やっぱり皮が苦手」「子どもが食べやすいように皮をむいてあげたい」と思っている方もいらっしゃると思います。
シャインマスカットの剥き方いろいろ
ぶどうの皮のむき方はいくつかあります。ただ、調べてみてもシャインマスカットは皮を食べることを前提にされていて、シャインマスカットの皮のむき方は中々ありませんでした。なので、一つ一つ試してみました。どれも、房から外して洗ってからスタートです。A,Bがおススメでしょうか。
A:房側と反対側から剥く方法
巨峰のような皮の薄いものは反対側から向いたほうがむきやすいです。シャインマスカットは皮が厚いので、房側からむいても反対側からむいても同じようなむき心地でした。簡単に向けます。
B:つまようじを使って剥く
①房側の穴から皮と実の間につまようじを差し込みます。
②そのまま反対側までつつーと皮に切り込みを入れていきます。
③切り込みの部分から指で皮を引っ張ると、綺麗に皮がむけていきます。
C:つまようじを使って剥く2
①房側の皮と実の間につまようじを差し込みます。
②そのままゆっくり円を広げるイメージで2周します。
③房の反対側を指でつまんで押し出します。
こちらも、巨峰などの皮の薄いぶどうにおススメの方法です。シャインマスカットでやってみましたが、皮がしっかりしていたせいかうまくつまんで押し出せませんでした。
D:冷凍してから剥く方法
①ぶどうを冷凍させます。
②一粒ずつ、水に数秒くぐらせます
③皮だけ解凍された状態になるので、皮だけつるんとむけます。
これは同じようにむけました。実の部分だけまだ凍っているので、シャーベットのようで美味しかったです。ただ、そのまま時間が経つと皮が変色して美味しくなさそうになってしまうので、冷凍庫から出したらすぐ皮をむいて食べることをおススメします。
E:ぶどうの湯むき
①沸騰したお湯の中に、ぶどうを20秒くぐらせます。
②お湯から出し流水にさらすと、自然に皮がむけます。
シャインマスカットでやると20秒だとあまり変化は見られませんでした。40秒くらいで皮に亀裂が入り、流水にさらしましたが自然には皮はむけず、手で優しく触ると皮はむけました。温かいままだと美味しくないので、再び冷やして食べるといいと思います。
色んな皮のむき方がありますね。皮ごと食べてもよし、皮をむいてもよし。とてもお手軽で、香りも口当たりの良いシャインマスカット。ご家族でシャインマスカットを囲む食卓、いかがでしょうか。
文・写真 ひださとこ