白菜の栄養はバランス型、加熱するときに注意が必要です!

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白菜は養生三宝のひとつ

精進料理では、特に食べたい食材を「養生三宝」と呼びます。白菜は、大根、豆腐に並び冬の健康維持に欠かせない食材として、養生三宝のひとつに数えられる野菜です。中国由来の長寿に効くと言われる薬膳の考えが引用されていますが、胃などの消化器系を安定させてくれる食材とされます。海開きならぬ鍋開きが行われ、ついつい食べ過ぎたり、飲みすぎたりしてしまいがちな季節。白菜の栄養分を上手に活用することで、冬を乗り切りたいですね。

白菜の栄養はバランス型

白菜の栄養

白菜の特徴は何と言ってもそのくせのなさ。ある意味淡白な味わいであるために、他の食材とも相性が良く使いやすい食材です。鍋料理でも、白菜が無ければ少しさみしい鍋になってしまう、主役ではないけれど、存在感抜群の野菜です。

白菜の約95%は水分ですが、ビタミンC、カリウム、マグネシウムや亜鉛などのミネラル類が含まれます。それぞれ含まれている量は微量ですがバランスよく含まれています。また、食物繊維が豊富なので整調やダイエットにも効果的です。

白菜の栄養成分は加熱するとなくなる?

白菜の栄養を考える上で、見落としがちなのが「加熱」です。
例えば、ビタミンCは長時間加熱した場合、壊れてしまいます。そのため、シャキシャキした状態を残るくらいで食べるのがおすすめです。また、カリウムなど水溶性の栄養素は水に溶けるため、スープも頂きたいですね。食物繊維など熱に強い栄養素もあるので、栄養が全部無くなってしまうわけでありませんが、加熱により少なくなってしまうことは知っているといいですね。残った白菜は漬物や白菜サラダにしてみるなど、一工夫してみるといいと思います。

白菜サラダ