小豆味噌作り、“赤いダイヤ”は美容効果絶大!

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「赤いダイヤ」小豆で味噌作り

このごろ味噌作りを楽しむ人が増えています。味噌は生きた麹菌と食物繊維が腸を綺麗にし、血圧を安定させ、癌や糖尿病などのあらゆる生活習慣病を予防します。そして今人気になっているのが「赤いダイヤ」とよばれる「小豆(あずき)」での味噌作り。小豆はその豊富な鉄分が血液の原料になるため、古くから女性の健康の強い味方でした。東洋医学では、大豆よりも体を温める効果の高い、陽性の食材と言われています。小豆に含まれるサポニンという強いアクの成分が血栓を予防し、血液を浄化してくれます。 綺麗な肌は綺麗な血液から。
今年はプラスアルファの美容効果が期待できる、小豆味噌を仕込んでみませんか?

味噌作りは1年を通して楽しめます

味噌作りというと、寒(冬)仕込みのイメージが強いですが、じつは一年を通して楽しめます。子供たちも粘土遊び感覚でペタペタ、ギュッギュッ。手の常在菌と愛情がたっぷり詰まった手前味噌を作りましょう。

【小豆味噌の材料】
小豆:1kg
玄米麹:1kg(玄米麹が手に入らない場合は米麹でも可)
塩:500g

小豆味噌の作り方

小豆味噌の材料

豆と麹の分量が同じものを十割味噌といいます。失敗が少なく、味のバランスも整いやすいので初めての方にはおすすめです。

小豆

1.小豆をよく洗い、一晩浸水します。そのまま煮てもいいのですが、火をかける時間が短縮できます。

2.火にかけ、約30分。圧力鍋なら約10分。アクが浮いてきても取りません。取ってしまってはもったいない!

あずき味噌

3.火を消し、触れる位の温度まで冷まします。

小豆味噌レシピ
4.小豆を火にかけている間に塩きり。麹をほぐしながら塩を混ぜていきます。シンプルな材料だからこそ、塩にはこだわりたい。今回は天日干しの自然海塩を使います。

5.小豆が冷めたら煮汁と分け、手で潰します。(小豆の煮汁は冷蔵庫で保存し、身体が疲労した時やむくみが気になるときにのんでください。ポリフェノールやカリウムが豊富な天然の美容ドリンクですよ。)小豆は大豆よりも柔らかいので手で簡単につぶせます。

6.小豆と麹をよく混ぜます。ここでよく混ざっていないと塩が行き渡らず、一部が腐ってしまうことがあるので、注意。

あずき味噌の作り方

7.味噌玉を作ります。空気が入らないように圧をかけてギュッギュッと。途中、小豆の甘い香りに誘われて、ついついつまみ食い。

小豆味噌

8.味噌玉を容器に投げ入れ、さらに上から圧をかけて表面を平らにします。そこに塩を薄くのせて、空気にふれないようラップをします。

夏を過ぎたらヌーボーな味噌として食べられますが、じっくり熟成させた味噌もまた格別。寝かせる期間で表情を変える味噌を少しずつ楽しんでみてくださいね。

写真・文:岡本淳子(Aisha Beaute)