新玉葱の魅力を楽しもう
白っぽくて薄緑色を帯びて、やや大きい玉葱。新玉葱が店頭に並ぶ季節です。
新玉葱の旬は4月から5月頃。 通常の茶色い皮をまとった玉葱は、収穫後乾燥させてから出荷します。それに比べて、新玉葱は、収穫後すぐに出荷するので、水分を多く含み、やわらかく、その分甘味が強いのが特徴です。新玉ねぎのフレッシュさ、柔らかさ、甘みを楽しむには生でいただくのが、やはりおすすめ。切り方次第で、食感、素材の持つ味わいも変わってくるのでお好みの切り方でいただくのはいかがでしょう。
薄切りにも2通りある
サラダやマリネでいただくには、薄切りにしていただくことが多いですね。同じ薄切りといっても2通りの切り方があります。繊維に沿って平行に薄く切る切り方は、食感がシャキシャキと感じられ、玉葱独特の辛みが生かされています。もう一方の、繊維を断ち切るように、直角に薄く切る切り方は、食感が柔らかく、甘味を感じることができます。
新玉ねぎの和風サラダのレシピ
新玉葱の薄切りをマスターしたら、新玉葱のサラダをつくってみましょう。
梅干しとかつお節の風味が活きた、さっぱりとした和風サラダです。
材料
新玉ねぎ
かいわれ菜
梅ドレッシング
かつお節:適量
梅ドレッシングの材料
梅干し:1個,
しょうゆ:大さじ2
みりん:大さじ1
水:大さじ2
太白ごま油:大さじ2
新玉ねぎの和風サラダのレシピ
①新玉葱を薄切りにして、氷水に少しつけシャキッとさせて、水けを切ります。かいわれ菜適量は根っこを切り落とし、半分の長さに切ります。
②梅ドレッシングをつくります。梅干しは種をのぞいてほぐし、調味料を加えよく混ぜ合わせ、太白ごま油を少しずつ加えて合わせる。
③新玉葱と貝割れ菜をあわせて器に盛りつけ、かつお節を天盛りにし、梅ドレッシングを添えていただきます。
新玉葱は辛みも少なく、水にさらさなくてもいただけますが、今回はシャキッとした食感をプラスするために氷水に少しさらしています。長い時間つけてしまうと、玉葱の香り、甘みなどが失われてしまいますので、気をつけてくださいね。水分が多いので、通常の玉葱のように日持ちもしません。保存も冷蔵庫に入れて早めに召し上がってください。葉や実がやわらかい、春野菜のおいしい季節。今だけの時期に、ぜひその美味しさを味わってみて春を楽しんでください。
フードコーディネーター・ ジュニア野菜ソムリエ 三木れいこ