いりこを上手に下処理して、手作りいりこだし

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作ってみると意外と簡単な「手作りいりこだし」

ついつい手軽な顆粒だしを使うところを、ちょっとひと手間かけて“おいしくていねいなくらし”を楽しみませんか。臭みのない、おいしいいりこだしのポイントは「下処理」。アタマとはらわたをしっかり取り除き、クリアなだしの味を楽しみましょう。

いりこの下処理

① いりこのアタマをとる

いりこの下処理を子供と

下処理の1つ目の工程は「アタマをとる」。ぽきぽきと簡単にとれるので、子どものはじめてのお手伝いにもぴったり。わが家の子どもたちは、いりこのアタマをぽきぽきとりながら、とったアタマを時々口の中へ入れています。楽しくお手伝いをしながら、栄養も摂れて一石二鳥かも・・・?アタマをとるだけでもよいのですが、どうせならもうひと手間。「はらわた」まで取り除き、澄んだだしでお料理しましょう。

② いりこのはらわたをとる

はらわたをとるのはちょっとコツが必要です。(とはいえ、慣れたらやはりカンタン)写真のように、アタマをとったいりこの背中を上にして

はらわた

指でそっと左右に割り(骨に沿って簡単に割れます)ます。

はらわたをした処理

左右に割れたら、はらわた(中の黒い部分)を取り除きます。指でつまむとぽろりと外れます。
はらわたをした処理

こんなかんじで、きれいになったら下処理完了です。

いりこ下処理完成

とっても簡単でしょ!

下処理したいりこで、簡単「水出しだし」

いりこだし

下処理したいりこは煮出して使うのが王道。でも、煮出したいりこだしはおいしいけれどすぐに風味が落ちてしまうのが難点。作りやすく、使い勝手がよいのは「水出しだし」。瓶(できれば煮沸消毒したい)に、いりこと水、臭み防止にひとさじの日本酒を入れてそのまま一晩冷蔵庫に入れておくだけ。水1Lにいりこが50gで結構いいだしが出ます。水出し以外の詳しいいりこだしの取り方は意外と簡単、でもおいしい。手作りいりこだしをつくるでも紹介していますので、参考にしてくださいね。

子どもと一緒に、ちょっとていねいでおいしい暮らし。子どもと話しながらなら、面倒な作業も楽しい。小さい手で下処理をするのは、集中力や巧緻性の向上にも役立ちそうです。なにより、一緒に作ったていねいなお味噌汁は、子どもたちの心にも体にもいい栄養をくれる大事なメニューになります。ぜひお試しください。

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