ピーマンを選んで食べやすく
夏の元気な太陽をたくさん浴びて育ったピーマンはビタミンが豊富で夏バテ防止や疲労回復に効果的な栄養優秀なお野菜。でも独特の青臭さや苦味があることから子供が苦手な野菜の代表となってしまっています。現在は食べやすい味に品種改良され昔ほどクセがなく食べやすくなっているものも多いですが、鼻をつまんでも苦手な人はやっぱり苦手ですよね。でもそんな方は選び方を気をつけてみたり、ちょっとした工夫をしてみて下さいね。ピーマンがもっともっと食べやすくなってピーマン嫌いも克服できちゃうかも。
美味しいピーマンの見分け方
鮮度が良いものを選ぶ
ピーマンは鮮度が落ちると苦味が出てきます。軸が太くヘタがピンとしていて果肉の色が濃くハリとツヤがあるものを選びましょう。
ヘタの数が多いものを選ぶ
ピーマン花びらの数は通常5枚でヘタの形もその名残で5角形。栄養状態が良いと花びらがたくさん付き6角形や7角形になるそうです。その分成長も早く糖度も上がると言われています。
緑のピーマンより赤ピーマンの方が甘い
緑のピーマンは実は未熟果。ピーマンは完熟するとは赤や黄色に色付きます。熟することで青臭さが減って甘味が増します。更にビタミンやカロテンなど栄養価も緑のものより数倍もぐんと上がります。
苦くないピーマン『こどもピーマン』
こどもピーマンってご存知ですか?とってもキュートな形をしたこのピーマンはメキシコの唐辛子ハラペノトウガラシをタキイ種苗さんが品種改良されて誕生しました。元は辛~い唐辛子ですが、こどもピーマンには辛味成分のカプサイシンは全く含まれていません。ビタミンも従来のピーマンよりたくさん含まれていて甘味が強いのが特徴です。果肉は肉厚でとってもジューシーで苦味に関与するポリフェノールの含量は従来品種のなんと10分の1なんだそうです。これならピーマン嫌いのお子さんでもきっと食べれちゃいますね。
形もころころっとしていて可愛いので、肉詰めとか作ってあげたらきっと子供達も喜んでパクパク食べてくれるはず!今はピーマンも色々な品種があるので、ピーマン克服にこどもピーマンなど苦味が少ない品種を選んでみてはいかがでしょうか?
意外と知らない、ピーマンとパプリカの違いって何?野菜ソムリエ・ナチュラルフードコーディネーター 桜井さちえ