やっぱり手づくりドライトマトがオススメ
健康志向の高まりや、品種改良で美味しいトマトやミニトマトがスーパーなどで沢山売っています。そんな人気のトマトをそのまま食べるのもおいしいですが、保存用にストックしておきやすいのでドライトマトにしておくのはいかがでしょう?
そのまま瓶などに保存して使いたいときに、すこし柔らかく戻してから料理に加えたり、オリーブオイル漬けにしたものを、そのままパスタの具材として使うなど、幅広く使えて便利ですね。ただ思いのほかドライトマトは高いな!と感じていたら、ぜひ今年は手づくりしてみてください。
失敗の原因はお天気かも?
ご家庭でも比較的簡単に作ることが出来るドライトマトですが、つくりはじめの頃に「カビが!」など失敗した経験ありませんか?基本的には、お日様に干すことでドライトマトは出来ますが、お天気の都合で約一週間と長い時間がかかることもあります。そんなとき気温や湿度の関係から途中でカビが生えてしまうことがあります。そんな経験をして、つい手作りしなくなってしまった人にオススメしたいのが、天日で乾かしてからオーブンを使う方法です。2つの乾燥方法を組み合わせて使うことで手軽にドライトマトをつくることができます。
ひと工夫加えたドライトマト作り方
ドライトマトの材料
- ミニトマト:約300g(35個)
- 塩:適量
- オーブンシート
道具
- オーブン
ドライトマトの作り方
トマトの下準備
ミニトマトを縦半分に切り、切り口を上に向けて並べます。オーブンの鉄板にオーブンシートをひいてその上に並べ、軽く塩をします。塩加減はお好みですが、味付けと保存性のためにしましょう。
後程、オーブンで加熱するので、並べ替えるのが面倒なのでオーブンの鉄板に並べます。
トマトを干す
風通しの良い、日当たりで干します。この時、虫が気になるようでしたら網戸越しの窓辺でもよいでしょう。ただし、風通しと日当たりの良い場所で!天気が良ければ1日干せばトマトの切り口が乾いてきます。
オーブンにかける
トマトに白くなり膜が張ったようになってきたら、オーブンにかけます。130度のオーブンに約120分かけます。オーブンの機種などで時間はかわります。様子を見ながら調整しましょう。
まだ、乾かし方が足りないようでしたらもう一日干しても良いでしょう。こうすることで、オーブンにかける時間が短くなり、電気代を節約出来ます。
※少し水分が残った状態のセミドライトマトでも、とても美味しく食べることができますが、保存性が落ちます。
手の中で振ってカラカラと音がするようになったら、旨みがギュウっと詰まったドライトマトの出来上がりです。今回は300gのミニトマトがドライトマトにすると30gになりました。重さで十分の一、元の状態から約270gの水分がなくなったことになります。生のトマトが苦手な我が家の主人も「ドライトマトは美味しい!」と言います。噛めば噛むほどトマトの旨みが感じられるドライトマト。皆さんもご自宅で、挑戦してみてくださいね。
写真・文 有限会社榎戸園 榎戸 芳