トマトの皮むきどうしてる?
栄養満点でサラダや煮込みなど、どんな食べ方でも美味しい万能野菜のトマト。我が家ではトマトがたくさん手に入ると保存を兼ねていつもトマトソースやピューレにしています。パスタソースやトマト煮込みを作りたい時も、こうやって下ごしらえをしておくととっても便利です。ただ、トマトの皮むきって意外と大変なんですよね。キレイにむけなかったり時間がかかってしまう事があります。できれば効率よく簡単に済ませたい作業のひとつです。今回は、そんなトマトの皮を簡単にむく方法をいくつかまとめてみました!
トマトの皮むき5つの方法
①基本の湯むき
トマトの皮をむく時によく使われる方法が湯むきです。
1.まず、トマトのヘタをくり抜きます。
2.鍋にトマトが浸かる程度のお湯を沸かして、沸騰したらトマトを入れます。
3.20~30秒ほどたって、皮がむけてきたら、お玉などですくい冷水にさらします。
4.皮がめくれているところから、手でむいていきます。スルスルっと簡単にむけます。
湯むきは、トマトの表面を熱湯で加熱することでやけどをした状態になり、皮が縮むことでむきやすくなります。
②コンロであぶりむき
- トマトに十字に切り込みを入れてヘタの部分にフォークを刺します。くるくると回しながらコンロの火をトマトの表面に当ててあぶります。
- 全体的に皮が焼けたら湯向き同様、冷水にさらして皮をむきます。
- 真っ黒に焼いて焦がしてしまうと、中の果肉まで黒くなってしまうので焦がさないように気をつけてください。
③一瞬でむけちゃう!冷凍むき
まるごと冷凍したトマトをただ水に浸けるだけで、なんと一瞬で皮がむけちゃうというスゴ技です。びっくりするほど簡単にむけちゃいます!
ミニトマトなど、小さなトマトもこの方法なら簡単!皮をむいたトマトを凍ったままクラッシュしてシャーベットにするのもおすすめです。冷凍すると、トマトのビタミンCは壊れてしまいますが、長期保存も可能な方法です。
④レンジむき
トマトのヘタをくり抜いて、上に十字の切り込みを入れます。耐熱皿にのせて電子レンジでチン
小ぶりのもので600w・30~40秒。大きいものは600w・40~1分くらいを目安にしてみて下さい。チンしたら十字の切れ目に沿ってそっと皮をむきます。
レンジで加熱すると果肉の中の方が熱くなっているので、やけどには気を付けて下さいね。ただ、この方法は何度か試しましたが、トマトの状態によってキレイにむけたりむけなかったりします。
⑤すぐに使いたいなら包丁むき
包丁を使ったむき方は2種類。どちらも、りんごの皮をむく時のような流れです。
まるごと皮をむく方法
上からクルクルっと回しながらむいていく
りんごの皮むきのように、横にスライドさせてむくよりも、包丁を小刻みに上下させながら刃を入れていくとむきやすいです。
切ってから皮をむく方法
くし切りにして皮を削ぐようにしてむく
トマトは皮が薄くてやわらかいので、包丁でキレイにむくのは慣れるまで結構難しいですが、見た目を気にしなかったり、急いでいる時には包丁をつかってむく方法が早いです。(包丁はよく切れるものを選んでください)
料理に合わせてむき方も使い分け
今回、5つのむき方をご紹介しましたが、皮むきの方法もトマトをどんな料理に使うかによって向き不向きがあるってご存知でしたか?
例えば、冷凍したトマトは凍ったまま食べるには問題ありませんが解凍したものは水が出てしまって生食には向きません。逆に、ソースや煮込み料理を作る時は冷凍むきが早くて簡単。サラダやマリネにしたい時には湯むき・炙りむき・包丁むきがおすすめです。
トマトの皮のむき方は色々ありますが、どんな料理に使いたいかでむき方も使い分けてみて下さいね!
野菜ソムリエ/ナチュラルフードコーディネーター 桜井さちえ