じゃがいもの旬は年に2回!
農作物は1年に1回旬を迎えるものが多いですが、じゃがいもはこれには当てはまりません。じゃがいもの旬は1年に2回あります。じゃがいもの旬は新じゃがが出回る春の時期と、秋の時期にあり、1年に2回それぞれの時期ならではのじゃがいもが味わえるのです。
春に旬を迎え、新じゃがと呼ばれているじゃがいもは皮が薄く、みずみずしいのが特徴で、丸ごと食べられるようなお料理に使われることが多いです。一方、秋に旬を迎えるじゃがいもは、新じゃがに比べると皮は厚めで、ホクホクとした食感が楽しめます。
9月から11月が秋のじゃがいもの旬
秋のじゃがいもの旬の時期は9月から11月ごろになります。じゃがいもが収穫できるようになるのは、植えてからだいたい3か月後ぐらいになるので、新じゃがの時期が終わったぐらいから、秋のじゃがいもの収穫に向けての栽培がはじまるようです。秋に旬を迎えるじゃがいもは、新じゃがに比べると、長期保存に向いています。新じゃがの特徴であるみずみずしさは水分量が多く含まれているからですが、その水分量の多さから新じゃがは長期保存には向いていません。その点、秋に旬を迎えるじゃがいもは、新じゃがよりも水分量は少ないので長期保存にも向いています。
じゃがいもに含まれている栄養素とは?
じゃがいもは世界では主食としている地域もあるほど、広く人々に親しまれていますが、じゃがいもにはどんな栄養素が含まれているのでしょうか?
じゃがいもの大きな特徴としては、熱に強いビタミンCが含まれている点。ビタミンCは熱に弱いので、加熱をするとほとんど失われてしまいますが、実はじゃがいもに含まれるビタミンCは、加熱をしても失われないという特徴があります。じゃがいものビタミンCが加熱に強いのは、じゃがいもに含まれるでんぷんのおかげです。でんぷんには加熱でビタミンCが失われないように、ビタミンCを包み込む働きがあるそうです。他にもじゃがいもにはカリウムやビタミンB、食物繊維などが含まれています。蒸したり焼いたり揚げたりと、いろんな形で味わえるじゃがいも。お気に入りの料理法で旬のじゃがいもを堪能してください!