ブロッコリーを茹でるのは手間?
「実はブロッコリーは電子レンジで茹でることが出来る」
という話は聞いたことありますか?ブロッコリーを茹でるのって結構面倒ですよね。他の料理も同時に作らないといけないからこそ、ブロッコリーの下処理はなるべく手軽に簡単に済ませたいものです。私は長年お湯で茹でていましたが、レンジで茹でることを知ってからはレンジを使うことが増えています。
なんといっても、ブロッコリーをレンジで茹でるメリットは「手間が少ないこと」です。お湯で茹でると、お湯が茹でるまで待って、そこからブロッコリーを入れて・・・という流れですよね。レンジなら、ブロッコリーをお皿に入れてラップをして、チンして終わり。そのまま食卓に出せちゃうので楽です。
電子レンジを使った、ブロッコリーのゆで方
では、実際にブロッコリーをレンジで茹でてみましょう。今回、小鉢一杯分の量で試してみました。これくらいのサイズ感です。
ブロッコリーを洗う
まず、水で洗います。ブロッコリーはぎゅっと葉と葉が詰まっているので、さっと洗っただけでは汚れが取れないことがあります。できれば、水をためたボウルに沈めてゆすったりして奥にあるゴミも出します。
レンジで温める
洗った後は、水がついたままお皿に入れます。塩を軽くかけ、ラップをしてブロッコリーをレンジの強さ600wで1分30秒温めます。少し歯ごたえが残る固さです。
ブロッコリーを小分けにしてしまうと、下処理後固くなってしまいます。
ブロッコリーの緑色がとても鮮やかです。
レンジの茹で時間
1分40秒で普通の固さ、ほろほろの柔らかい固さにするなら1分50秒がおススメです。お湯で3分茹でるのと同じくらいの固さになります。少しですが時短になりますね。粗熱が取れるまでそのまま放っておけば完成です!お湯で茹でる時と同じで、余熱がブロッコリーの固さを程よくしてくれます。
オリーブオイルと塩をかけるだけで一品に
このままでも美味しいのですが、個人的に塩の他にオリーブオイルと胡椒を軽くかけて温めるとパクパク食べられちゃいます!嫌いじゃなければすりニンニクをまぶしても美味しいですよ。出来立てが美味しいので、作り置きよりは食べられるだけの量をその時にレンジで温めて茹でるのをおススメします!
レンジでゆでるメリットとは?
ブロッコリーにはビタミンCをはじめとする水溶性のビタミンがたっぷり含まれています。免疫力のアップや美容に効果的なビタミンCが含まれている量は、野菜の中ではトップクラスです。レモンの約2倍というから驚きです。さらに、食物繊維も豊富で、有害物質を吸着して排出を促す働きがあり、発がんリスクを減らします。その他にも、皮膚の保護や血糖値の維持など様々な効果が期待できます。
ビタミンCは水溶性の栄養成分です。そのため、ブロッコリーをレンジで下処理する方法は、お湯で茹でるのと比べて、ビタミンCの流出を防げる意外なメリットもあります。時間も節約できて、栄養面でもメリットがあるので一石二鳥です。
また、ブロッコリーは茎に栄養があります。茎の部分を捨てる人も多いですが、それではもったいないので是非食べて下さいね。
文・写真 ひださとこ
ブロッコリーに底力あり!ブロッコリーの茎