ブロッコリーを丸ごと食べて病気に負けない体に
寒さが日に日に増し、日が沈むのが早くなりました。お風呂にゆっくりつかって、体の芯から温まることに幸せを感じる季節です。
鍋料理に欠かせない白菜や春菊などの葉もの、土の中でどしっと育つ大根やゴボウなど根ものが出そろう中、つぼみを食べる野菜「花菜類」の代表格、ブロッコリーの旬もやってきました。春にはきれいな花を咲かせるため、軸に栄養をたっぷりと蓄え、つぼみのまま冬の寒さに耐えるようにじっくり育ちます。そのおかげでブロッコリーの茎はうまみとあまみの宝庫。栄養も豊富です。食べれば寒さに負けない体作りの味方になること間違いなしです。
茎はてっぺんの小さくたくさん詰まっているつぼみを支えられるよう、皮は分厚く、茎の縦を走る繊維はしっかりしているため、食べにくく、捨ててしまう方も多いのではないでしょうか。寒さが厳しくなり免疫力も落ちやすい季節、ぜひブロッコリーを丸ごと食べて、病気に負けない体を目指してみましょう。
ブロッコリーの茎の基本調理
つぼみの部分を料理に使い、残ったブロッコリーの茎の切り口を見てください。内側に線が入っているのがわかりますか。その線から外側の部分、それが皮です。ブロッコリーの茎の切り方ですが、この部分は特に繊維が硬く食べにくいので、そぎ落とします。そいだ皮は斜め千切りにし、茎は繊維を絶つように乱切りにします。皮はきんぴらなどの炒めものに使うのがおすすめです。
ブロッコリーの茎の食べ方、最強料理はお味噌汁
繰り返しになりますが、ブロッコリーの茎はうまみと甘味の宝庫。そして大根の仲間でもあります。料理に使うには、煮込むといいだしが出る上、みずみずしさの中にたっぷりの甘味と若干のほろ苦さが心にしみ渡ります。一番手軽に美味しく味わえる料理はずばり「お味噌汁」。具材はブロッコリーの茎だけで十分、他に何も要りません。
ブロッコリー、上手にゆでて、美味しく頂きましょう!