旬を愉しみ、お弁当を楽しむ
今年の目標に、お弁当づくりをはじめよう、お弁当づくりをつづけよう、と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分のお弁当だけでなく、家族のために作ることが多いお弁当。毎日のことだから、楽しく、簡単に、気軽に続けられることが大切ですね。今月より、肩肘はらずに、楽しくお弁当を作りたくなるような提案をしていきたいと思います。
ブロッコリーをお弁当のメインおかずに
お弁当の彩りにも活躍してくれるブロッコリー。1年を通して市場に出ていますが、本来の旬は冬。
冬野菜の代表格ともいえます。彩りもきれいで、こんもりしたかわいい形はお弁当にも映えるのでゆでてそのまま入れて、という方が多いのではないでしょうか。いつもは名脇役のブロッコリーをメインのおかずにするといつもと目先も変わっていいですよ。下茹でもしないので簡単に作っていただけます。
ブロッコリーの肉巻きの材料(2人前)
- 豚薄切り肉(ロース・もも肉等):8枚
- ブロッコリー:子房4かけと芯の部分適量
- 小麦粉:適量
- 酒:大さじ2
- 塩・こしょう
- オリーブ油 大さじ1
ブロッコリーの肉巻きの作り方
1.ブロッコリーの下処理
ブロッコリーは、房と茎の境目の部分を切り落とし、茎は厚めに皮を削ぎ、房の方は子房にします。茎は千切り、房は小指の太さ程度に切り分けます。
ブロッコリーのゆで方、簡単下ごしらえ!2.豚肉を巻く
まな板に豚肉を2枚ずつ重ねて並べ4組作り、それぞれ塩・こしょうをして小麦粉をふります。豚肉の手前にブロッコリーの房の部分を3、4個のせてくるくると巻いていきます。同じように、茎の方も巻きます。
3.焼く
フライパンにオリーブ油を熱し、肉巻きを中火で焼いていきます。全面にこんがりとした焼き色がついたら、酒をふりかけふたをして2分程度蒸し焼きにし取り出します。
4.完成!
あら熱が取れたら、断面がきれいになるように切り分け、房の肉巻き、茎の肉巻きをお弁当に盛り込みます。
アレンジがふくらむシンプルな味つけ
ブロッコリーは下茹でしないので、細めにカットするのがポイントです。芯の部分も美味しく使いきることができますよ。今回はシンプルに塩・こしょうの味つけなので、マスタードやケチャップ、照り焼き風味などお好みの味にアレンジしていただけます。
お弁当の献立
- ブロッコリーの肉巻き
- 卵焼き
- れんこんのきんぴら
今回はブロッコリーと相性のいいマヨネーズを敷いています。ぜひ、栄養価も高いブロッコリーのメインおかず、よかったら試してみてください。
写真・文 野菜ソムリエ・料理家 三木玲伊子