秋!芋掘りシーズン・収穫したさつまいもの保存方法

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秋の楽しみといえば芋ほり

美味しい食べ物が沢山ある実りの秋は行楽やイベントが盛り沢山!秋の味覚『さつまいもの』の芋掘りもその中のひとつ。畑の土に思いっきり触れられる作業も普段なかなかできない貴重な体験ですね。つるを伝いながらぐんぐん土を掘ってお芋を探す作業はまるで宝探しみたい!毎年この時期を楽しみにしているお子さんも多いのではないでしょうか?たくさん収穫しておみやげもいっぱい。自分の手で掘ったお芋の味はきっと格別ですね!

掘りたてのさつまいも 甘くないのはどうして?

さつまいもの保存

頑張って掘って沢山抱えて持ち帰ったさつまいも。早速お料理したいところですが、食べてみると あれれ?…残念ながら収穫したてのお芋は甘くありません。実はさつまいもはデンプンが糖化することで甘くなるんです。そのデンプンが糖に分解されるのは収穫後から大体1~2週間後。ある程度の期間寝かせてほどよく水分が抜けた頃が甘くて美味しいさつまいもの食べ頃です。収穫したら土付きのまま新聞紙に包んで直射日光が当たらない風通しの良い場所で保管しておき、ゆっくり美味しくなるのを待ちましょう。ちなみにスーパーなどで売っているさつまいもは、貯蔵後に出荷されるので購入して直ぐに食べても美味しくいただけます。

さつまいもの保存方法

以外とボリュームもあり、沢山あるとなかなか一度には消費しきれないさつまいも。上手な保存のポイントを知って長く美味しく楽しみましょう!

さつまいもは常温で保存がベスト

さつまいもの保存

さつまいもは寒さに弱いので、基本的には常温で保存するのが一番です。新聞紙に包んで冷暗所で保存しましょう。さつまいもは12~15度くらいが保存が適した温度。20度を超えると発芽してしまいます。できるだけ適温のところに置いてあげましょう。又、冷蔵庫で保存する時は新聞紙に包みポリ袋などに入れて冷気に当たらないようにします。さつまいもは10度を下まわると低温障害をおこしてしまいます。断面に黒い斑点ができて食感や味がとても悪くなり、早く腐ってしまう原因になってしまうので寒くないようにしっかりと新聞紙などで包んであげて下さいね。常温・冷蔵での保存期間は約1ヶ月ほどですが、上手に管理できればもっと長く保存も可能です。

それでも食べきれそうにない時は冷凍するか干して保存する

さつまいもは生のままでの冷凍はジャガイモや人参を生で冷凍した時のように食感がすごく悪くなります。これは水分が凍ることで膨張し、細胞を壊してしまうことが原因です。さつまいもを冷凍する時は加熱することがポイントです。

さつまいも冷凍保存

食べやすい大きさにカットしたり、潰してマッシュ状にしてから冷凍すればそのままお料理に使えてスープやコロッケなどもパパッとできちゃいます。焼き芋を丸ごと冷凍してもOK。その場合はラップに包んで保存袋に入れましょう。食べる時はそのまま解凍するか電子レンジで温めます。

夏は自然解凍して、ひんやり冷たいデザートとしていただくのもおすすめですよ。干し芋にする時は、蒸して皮を剥き薄くスライスしたものを天日干しします。干すことで保存性が高まり栄養価もUP。保存期間も2~3か月と長持ちです。食べる時は電子レンジで温めたり軽くあぶると柔らかくなって更に甘味が増して美味しく食べることができますよ。パイ生地に包んで焼いたり刻んでシフォンケーキに混ぜたりとお菓子作りにも。「干し芋の天ぷら」もおすすめです。