さつまいもに、あく抜きは必要?
さつまいもが美味しい季節ですね。焼き芋に煮物、てんぷらにしても美味しいですよね。
調理するとき、さつまいもを切ってそのままにしていたら、黒っぽく色が変わってしまったということはありませんか?それは“あく”が酸化したからです。
では、あくを必ずとらなければいけないのでしょうか?さつまいものあくは、体に悪いものではないので、必ずあく抜きしなければいけないわけではありません。
(左:アク抜きしたもの 右:アク抜きしていないもの)
料理に合わせたあく抜きのススメ
焼き芋のような、さつまいもをそのまま使うような料理の場合はあく抜きは特に必要ないと言われています。あく抜きが必要な場合は、煮物やてんぷらなどさつまいもを切って使う料理の時です。
あく抜きをすることで、味の染み込みもとても良くなります。また、あく抜きしないと色が黒くなってきます。きれいな黄金色をうまく出したい料理はあく抜きをお勧めします。
簡単さつまいものあく抜き
さつまいもを洗って皮をむく
まず、さつまいもを丸ごと洗います。
でこぼこしていて洗いにくいですよね。泥が付着していてなかなか洗えないときは、たわしなどを使って泥を落とします。泥が落ちたら、皮をむきます。
皮をむくとき、流水にさらしながらむくと、変色が防げますよ。
ただ、皮には抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンCが多く含まれているので、料理に合わせて皮をむきます。栗きんとんやスイートポテトのような料理を作るときは、皮をむいて作るといいですね。3mmくらいの厚みで皮をむきます。
あく抜きの手順
①さつまいもを切る
②水に15分ほど浸す
③水が濁るので、1.2回水を変えます。
※時間がない時は、切った後にボウルの中で水洗いをします。水が濁らなくなったら大丈夫です。
いかがでしたでしょうか?
まとめると、
- さつまいものあくは体に悪いものでないので、必ずしもあく抜きしなければいけないものではない。
- ただ、あくが変色につながるので、切ったそばから水に浸すとよい。
- 浸す時間は15分程度
さつまいものきれいな黄金色を活かして、美味しそうな料理を作りたいですね。さつまいもの美味しい季節、おかずにスイーツと様々なさつまいも料理を楽しみましょう!
文・写真 ひださとこ
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