無袋りんごと有袋りんごってなに!?りんごの名前に隠された秘密

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無袋りんごと有袋りんごの違い

りんごと一言に言っても、品種も育て方も選ぶ幅は非常に広いです。通販サイトなどでは、ありとあらゆる売り文句が並んでいます。その中で、無袋りんごと有袋りんごという文字を目にしたことがある方も多いと思います。無袋りんごは「むたいりんご」、有袋は「ゆうたい」と読みます。読んで字のごとく、りんごを育てる途中、果実に袋をかぶせるものを有袋りんごといい、袋をかぶせずに育てたりんごを無袋りんごと言います。

もともとりんごは無袋で栽培が行われていましたが、害虫からりんごを守るために袋をかぶせるようになりました。結果として、害虫からりんごを守ることに成功し、さらにりんごの皮がなめらかになり見た目がよくなるという、思わぬ結果をもたらしました。そして有袋りんごの栽培が広く普及するようになりました。

無袋りんごと有袋りんご

甘さを重視するなら無袋りんご

無袋で育てられたりんごは、袋をかぶせて育てたりんごと比較すると見た目は良くないです。ただ、太陽の光を直接浴びることから糖度が高く、香りに優れています。また、品種によっては蜜が入るため、人気が高いのが最近の傾向です。
一方で、有袋りんごは甘味は無袋で育てられたりんごに負けますが、皮が薄くそのまま食べやすく、貯蔵も出来るといったメリットもあります。

名前でわかる!?りんごの名前に隠された秘密

実際に作っている農家さんならともかく、私たちが「無袋」と「有袋」の区別を見た目ですることは至難の業ですが、見分けるポイントがあります。一つは名前。実は「サン」という表示がりんごについているのは「無袋」のりんごのことです。代表的なりんごの品種「ふじ」だと「サンふじ」となります。ふじ以外にも「サンつがる」「サンジョナゴールド」など・・色んな無袋りんごをみることが出来ます。

また、有袋りんごは貯蔵出来るのが特徴のため、4月以降に出回るりんごは有袋りんごである場合がほとんどです。無袋りんごと有袋りんごは、見た目重視の栽培といった善し悪しの議論になりやすいですが、有袋りんごのおかげで、長くりんごが楽しめるの事実です。どちらにもメリットがあり、きちんと理解した上で、上手に使い分けるのが理想的です。