岡山生まれの桃の女王、清水白桃

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岡山生まれの桃の女王!「清水白桃」

梅雨が明け、日増しに陽射しが強くなってくる初夏から旬を迎える果実の代表と言えば、「白桃」。まるでベルベットな手触りのうっすらと起毛した皮をむくと現れる白い果肉はとても瑞々しく、喉の渇きを潤してくれますね。そのまま食べても、デザートに加工しても、とても美味しい「白桃」ですが、その中でも最優良品種と言われ、「桃の女王」と呼ばれているのが、岡山が誇る「清水白桃」です。

清水白桃ってどんな品種?

清水白桃

そんな岡山県を代表する桃「清水白桃」とはどんな品種なのでしょう?今ではすっかり全国的に有名になった岡山県の桃栽培ですが、その始まりは明治時代までさかのぼります。中国本土より導入した「上海水蜜」と「天津水蜜」の二種の桃から、品種改良・開発研究がさかんに行われた結果、また、温暖で穏やかな瀬戸内の気候が桃作りに適していたこともあり、今では30種類以上の品種が誕生しています。

そんな中、「清水白桃」は、昭和7年、岡山市の西岡仲一氏によって、「白桃」と「岡山3号」の混植園にて偶発実生した品種として発見され、今では岡山のブランド桃の一つといて全国に流通するようになりました。岡山市北区佐山には、「清水白桃発祥の地」の石碑も建てられており、岡山を代表する最優良品種として大切に扱われています。

清水白桃の特徴

味・香り・見ためともに、日本一だといわれる岡山県の白桃の中でも頂点に立つ最優良品種である「清水白桃」の特徴は、なんといっても、高貴で華やか、思わず鼻を近づけてしまう甘い香りです。そっと皮をめくるとあらわれる瑞々しさいっぱいの透き通るような白い果肉をほおばると、とろけるような滑らかな食感と清々しい甘み、いかにも桃らしい華やかな香りが口いっぱいに広がります。華やかな上品な桃香、瑞々しく滑らかでとろけるような食感、酸味が少なく9~13%ほどの高糖度、250~300gの大玉と、まさに桃の女王にふさわしい桃の中の桃なのです。

清水白桃の旬
収穫時期は7月下旬~8月上旬のおよそ10日~2週間ほど一年のうちでのわずかな期間となります。

お中元や帰省時の手土産など、夏の贈りものとしても喜んでもらえそうな「清水白桃」、ぜひ一度、ご賞味ください。