生姜の切り方
和食や日本料理の薬味として、まず欠かせないものとして思い浮かべるのが、しょうが。
さわやかな香りと程よい辛みは、日本人にとって馴染み深いものですね。冷や奴やお素麺に添えるおろししょうがが一般的ですがそれ以外にも、切り方によって使い方のバリエーションはふくらみます。まずは、しょうがの切り方のいろいろとその使い道をご紹介しましょう。
薄切り
切り方:皮をむいて(あるいは皮付きのまま)、端から薄切りにする。
用途:肉や魚の臭み消しに。チャーシューや煮魚など。
千切り
切り方:皮を薄くむいて、繊維に沿って薄く切り、端から切った状態のものを少しずつずらしてまな板にきれいにおく。端から細く切っていく。
用途:煮魚に加えて臭み消し等に。料理の天盛りに。
針しょうが
切り方:千切りの要領と同じで、さらに千切りより薄く切り、端からより細く切る。水にさらしてぱりっとさせる。
用途:煮物や酢の物など料理の天盛りに。
粗みじん
切り方:千切りの状態までしたものを、横位置に置き格子状に端から細かく切っていく。
用途:炒め物や、中華風のタレに入れたりしょうがの食感を残したいときに。
みじん切り
切り方:粗みじんをさらに細かく切ったもの。
用途:つくねに入れたり、スープに入れたり。
他にもおろししょうが、しょうが汁、たたいてつぶしたしょうがなどがあります。
おろししょうがは、冷や奴や麺類の薬味に、しょうが汁はしょうが焼や、スープや汁物の仕上げに風味つけとして加えたり色々な使い道があります。たたいてつぶしたしょうがは、くさみ消しに魚や肉と一緒に煮たりすることが多いです。
しょうがをたくさん使った簡単レシピ
しょうがをたくさん使ったお料理の簡単レシピをご紹介しましょう。おにぎりや、野菜スティックにつけたり、そのまま味噌炒めの調味料としてお使いいただけます。
材料
- しょうが(みじん切り):50g
- みそ:80g
- みりん:大さじ2
- さとう:大さじ1
- しょうゆ:小さじ2
- ごま油:大さじ1
鍋にしょうが、調味料をすべて入れたら弱火で混ぜながらぽってりするまで混ぜてできあがりです。
今回は、パプリカ、きゅうり、セロリの野菜スティックを添えました。これからの季節の水分補給、塩分補給、ビタミン補給にもいいですね。しょうがは皮の部分に香りが多く含まれるので、スプーンの皮でこそぐのがおすすめです。
日持ちもしますので、よかったらお試しください。
写真・文 フードコーディネーター・ジュニア野菜ソムリエ 三木れいこ