ピクルスは漬物ってご存知ですか?
新生姜が旬をむかえました。新生姜をスーパーマーケットや八百屋さんでみかけた方、今年1回でも手に取りましたか?最近の料理といえば「簡単」や「手早く」がキーワードになって、保存食を作る方が減りました。新生姜といえば、お寿司屋さんの_『ガリ』かな…?なんてちょっとでも頭によぎった方、この機会に新生姜の保存食を作りませんか?今回は和食にも洋食の食卓にも合わせやすい『新生姜のピクルス』の作り方をお教えします。
ピクルスとは英語で「pickles」と書き、漬物のことをいいます。日本では某ファストフード店のハンバーガーに入っており、スパイスが効いたきゅうりの酢漬けが「ピクルス」と想像しがちですが、主に欧米風の漬物のことを指します。
生姜ピクルスの作り方
新生姜でガリを作る際の漬け汁の材料は一般的には梅酢や酢、砂糖、塩です。実はピクルスは、そのつけ汁にスパイスを加えるだけで作ることができます。今夏は、一般家庭に普及している4種類のスパイスを使い、ピクルスを作ります。もちろん4種類そろっていなくても、1種類のみでも作ることができます。
新生姜ピクルスの材料(作りやすい分量)
- 新生姜:250~300g(ひとかたまり)
- 酢:200cc
- 水:100cc
- 砂糖:80g
- 塩:大さじ1/2
- ローリエ:1枚
- 黒胡椒:5粒
- ローズマリ(乾):小さじ1
- 赤唐辛子(乾):1本
新生姜ピクルスの作り方
1.新生姜は包丁の刃で表面を撫でるように薄く皮をこそげる。しっかり洗って、繊維に沿って薄切りにする。※新生姜は食物繊維が縦横無尽に入っているので、切る方向を変えながら、なるべく薄く切ってください。
2.沸騰した湯にしょうがを入れ、再度沸騰したらざるにあける。
3.ローリエは半分にちぎる。黒胡椒は包丁で半分に切る。唐辛子は横半分にちぎり、種をとる。全てお茶用パック(不織布でできたもの)に詰める。
4.鍋に酢・水・砂糖・塩を入れて火にかけ、煮たったら弱めの中火に火力を落とす。木べらで大きく混ぜて砂糖をしっかり溶かしたら、新生姜とお茶用パックに入れたスパイス類(ローリエ・黒こしょう・ローズマリ・赤唐辛子)を加え、1分ほど煮たら火を消す。
5.鍋の中身全てを保存容器に入れる。粗熱が取れたら、素材に空気が触れないように、表面にそってぴったりラップをする。蓋をして、冷蔵庫に保存する。翌日、スパイスが入ったお茶用パックを取り出します。
ピクルスを美味しく食べるには
新生姜のピクルスは、漬けてから1週間後が食べ頃です。保存期間は冷蔵庫で20日間を目安に食べてください。ピクルスの漬け汁にスパイスを長い日数つけておくと、スパイスの苦味が出てしまいますので、必ず翌日にスパイスは取り出してください。
生姜ピクルスはそのまま箸やすめとして、お弁当のおかずとして、漬物感覚でお召し上がりください。また、きゅうりのピクルスと同じように、ハンバーグなどの肉料理に添えるのもオススメです。
いかがでしたか?新生姜は皮と身の間にアクが強くあるため、買ってすぐ作ることができない場合は、生姜の皮は包丁の刃でこそげるのではなく、ピーラーを使って厚めにむいてください。新生姜の旬は8月末まで。夏だからこそ作ることができる保存食、ぜひ試してみてください。