銀杏の季節がやってきた
いちょう並木のそばを通ると、独特なにおいがする季節になりました。このにおいのもとは、そう、秋の味覚・銀杏です。
さて、そんなスーパーフード銀杏を食べてみましょう!スーパーや道の駅などで売っている、ネットに入った白く乾いた銀杏は、すでに下処理が済んだ状態。封筒(紙袋)を用意するだけで、簡単に食べられるんです。
銀杏の簡単な食べ方
1.銀杏を封筒に入れる
銀杏10 粒ほどを封筒(紙袋)に入れ、口を三回ほどしっかりめに折ります。
2.電子レンジに入れる
電子レンジで、「ポン!」とはぜる音が聞こえるまで加熱します。
3.銀杏の殻をむく
封筒から銀杏を取り出して少し冷まし、殻をむきます。封筒から取り出したばかりの銀杏はとても熱いので、火傷に気をつけましょう。ペンチや麺棒、丈夫な方は歯を使って殻にひびを入れます( ※歯で割る方法は、田舎のおじさん直伝ですので、試される方はくれぐれも気をつけて..)
薄皮がむきにくい場合は、軽く揉むようにして剥がします。
完成!
お好みで塩やオリーブオイルを添えていただきます
銀杏の栄養はあなどれない
茶碗蒸しにひとつぶ、遠慮がちに入っているイメージの強い銀杏ですが、実は栄養価がとても高いのも嬉しい特長です。
B カロテン&ビタミンC
お肌の調子を整えてくれるB カロテンとビタミンC は、美肌を作るのにかかせない栄養素。紫外線が弱まるいまの季節、積極的に摂って夏のダメージを回復しましょう。
カリウム
利尿作用が期待できるカリウムは、ダイエットの強い味方。むくみを解消してくれる嬉しい成分です。
ビタミンB 群
炭水化物の代謝を助け、疲労回復効果のあるビタミンB。銀杏にはビタミンB1、B2、ナイアシン、B6、葉酸などほとんどの種類のビタミンB が含まれています。
マグネシウム
普段の食事では不足しがちなマグネシウム。健やかな骨を作ったり、血圧や体温を正常に保つ「恒常性」という大切な働きをサポートしてくれます。
このほかにも、ミネラルやでんぷん質など、銀杏の小さな一粒にはぎゅっと栄養が詰まっています。
ですが、銀杏には微量の中毒物質「メチルビリドキシン」が含まれており、食べ過ぎるとビタミンB6 の代謝を妨げて中毒症状を起こします。幼児や子どもにはなるべく与えず、大人も10 粒程度を、ほどほどに楽しみましょう。
きれいな緑色の実の、ねっとりもっちりした食感を、ぜひ楽しんでみてくださいね!