ゴボウづくしのティータイム

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デトックス食材の代名詞、ゴボウ

言わずと知れたデトックス食材のゴボウ。イヌリン、リグニン、と聞いてピンとこなくても、実際に口にした歯ごたえからもわかるように、食物繊維の多さは野菜の中でも群を抜いています。健康志向の女性から、特に人気の食材です。揚げたり、煮たり、炒めたりと、様々な調理方法で食べることができるゴボウですが、食事のおかずとしてだけでなく、気軽に楽しめるゴボウを使ったティータイムもおすすめです。

ゴボウの素揚げ三種

使ったのは、鳥取産のゴボウ。手に取ると、いつものゴボウとどこかが違う。そう、砂丘で有名な鳥取のゴボウは、砂地で栽培されているため、サラサラとした砂で覆われています。タワシで強くこすらなくても、簡単に洗い落とすことができます。

鳥取ゴボウ

お茶を飲みながら、手でつまんで食べられるように、ゴボウはカリッと素揚げにします。切り方は、ピーラーを使った薄切りと、包丁を使った短冊切り、長めの拍子切り、の三種。太い部分にスが入っていたら、歯ごたえが悪くならないように、思い切って取り除きます。切り終えたら、水にさらしてアクを抜きます。ゴボウの風味を逃がさないように、水にさらす時間はごく短めに。

ゴボウの素揚げゴボウの拍子切り

水を良く切ったら、切り方に応じた油の温度で揚げていきます。拍子切りは低温でゆっくりと、短冊切りは少し高めの中温で、薄切りは高温でサッと引き上げます。

ごぼう茶でヘルシーなティータイム

揚げたてはもちろん、冷めても美味しい素揚げは、塩をつけてシンプルにいただきます。衣を付けていないので、さっぱりとヘルシーです。お茶はもちろんゴボウ茶を合わせて。鳥取で作られるゴボウ茶は、砂地で栽培されているからか、臭みがなく、とても飲みやすい味わいです。

ゴボウでティータイムゴボウ茶の飲み方

お茶も素揚げも、100%ゴボウだけを使った、ゴボウづくしのティータイム。手作りならではの素朴な味わいに、心も体も喜びそう。

写真・文:伊藤陽子(ヨウデザイン)

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