筍農家の臼杵英樹さんに、たけのこご飯の作り方を教えてもらいます

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たけのこの定番料理といえば、炊き込みご飯

3月の中ば、まだ寒さも残る頃、店先にたけのこが並び始めます。立ち止まってふと「そういえば何だか暖かくなってきたな」思ったりして…たけのこをきっかけに春の訪れを感じる方も多いのではないでしょうか。

そんな、たけのこの定番料理といえば、たけのこご飯ですよね。分量も、家庭で作る機会の多い2合でたけのこご飯を、香川のたけのこ農家の臼杵英樹さんに教えてもらいました。

たけのこご飯レシピ

たけのこご飯の材料(2合分)

  • 米 2合
  • 油揚げ 1/2枚
  • ゆで筍 150〜200g
  • 昆布だし 適量
  • A【濃口しょうゆ・みりん 各小さじ2】
  • B【濃口しょうゆ・塩 各小さじ1/2】

たけのこ本来の、繊細な味を楽しむためには、使うお出汁は鶏肉やカツオなどの動物性の出汁に含まれている強い旨味のチカラを借りず、植物性の昆布出汁のみでとるのがおすすめです。かつお節の香りは、たけのこの風味をかくしてしまうこともあり、昆布出汁を使います。

簡単!たけのこご飯2合の作り方

1.たけのこの下処理

たけのこご飯に使うたけのこは、下ゆでをした筍を使います。たけのこは茹でるのに1時間ほどかかるので時間に余裕を見ておくといいですね。

2.茹でたたけのこを切る

茹でたたけのこを切る

準備した茹でたたけのこを、根元の太い部分(下側1/3程度)と穂先の部分(上側2/3程度)に切り分けます。穂先は縦半分に切ってからくし形に薄切りにします。中心から根元の部分は縦の繊維に沿って5mm幅ぐらいの千切りにします。(好みの食感に合わせてください)Aの調味料を絡めて10分置き、たけのこに下味をつけます。

筍ごはん準備

3.油揚げの下処理

油揚げは、たけのこご飯にコクを出してくれるので刻んで入れます。まず、ざるに油揚げを入れて熱湯を回しかけ、冷めたら水気を絞り、米粒大に細かく刻みます。お米4合に対して油揚げ1枚が適量ですので、今回はお米2合に1/2枚の油揚げを加えます。

4.お米の下処理

お米はたけのこの下処理をはじめる前に、あらかじめ研いで置き、1時間ほど水に漬けておき、水気をザルなどで切っておきます。

5.出汁の準備

昆布出汁は、あらかじめ前日などに作っておくと便利です。他の料理にも手軽に使うことができます。とても簡単!昆布を水に入れて置くだけです。浸水時間は夏なら30分~2時間、冬は3~4時間。もっと手早く作りたい場合は沸かした水を使って、15分置きます。割合は、昆布:水=0.5~1:10。つまり水1~2ℓに昆布10gを浸せばできあがりです。当日作る場合には朝一番に昆布水を準備しておいてくださいね。

6.筍ご飯を炊く

たけのこご飯

炊飯器の内釜に米、Bの調味料を加え、2合の目盛りのところまで昆布だしをたします。汁気をきった筍、油揚げをのせ、炊飯器の蓋を閉じて普通に炊きます。
炊き上がったら全体を混ぜて器に盛ります。

たけのこご飯に欠かせない食材「油揚げ」も一工夫

筍ご飯の具材に油揚げ

たけのこご飯を作るのに、とっても重要な食材があります。それは「油揚げ」。素材の旨みをしっかりつかみ、料理全体にコクを与えてくれます。油揚げを使うときに気をつけたいのが「大きさ」。主役であるタケノコと米を邪魔しないよう、米粒大またはそれよりやや小さめに細かく刻んでください。
まずは定番「筍ご飯」をきちんと作って、体を内側から心機一転。そして、雨後のたけのこのように、勢いよく新しい季節に飛び出していきましょう。

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