たけのこのゆで方をおさらい
香川県琴平町から直送の「こんぴらたけのこ」。春だけの味わいだからこそ貴重なのだけど、だからこそ毎年たけのこを前に迷ったり、手間取ってしまったりーー
「たけのこの茹で方の基本」をおさらいして、今年のたけのこを味わいましょう!
たけのこをゆでる方法
1.包丁を入れる
まず、まず根元の一番太いところを半分ほど切り落とします。そして、外から2〜3枚の皮をはがします。さらに、包丁で穂先を斜めに切り落とします。最後に、火通りを良くし、ゆであがりに皮が剥きやすいよう、胴の部分にも切れ目を入れます。
切れ目を入れるときは包丁の角をうまく使って、下から上に向かってたけのこに包丁を入れます。あまり深く切れ目を入れないようにすることが大切です。
2.鍋にたけのこと一緒に米ぬかを入れる
鍋にたけのことかぶるくらいの水を入れます。あく抜き用の「米ぬか」と「鷹の爪」を加えます。あく抜きように入れる、米ぬかにはアクを吸い取る力があるのと同時に、お米の甘みが加わるという良さがあります。たけのこの風味をさらにおいしくしてくれます。
鷹の爪を加えることで、鷹の爪の辛味が、たけのこのエグミを包んでくれる良さがあります。
3.落し蓋をして煮る
お皿をふせて落し蓋にして、火にかけます。沸騰後、弱火にして約1時間煮ます。
4.ゆであがり!
たけのこの大きさにより、煮る時間は調節します。目安は根元の部分を竹串で刺して、すっと通ればゆであがり。煮汁につけたまま冷まし、産毛のある皮をむいてから料理に合わせて調理します。
香川のたけのこ農家、臼杵さんに学ぶ「たけのこご飯」たけのこを茹でる必須アイテム、米ぬかとは?
▲【「米ぬか」ってなあに?】
たけのこと並んで売られている小袋に入った茶色い粉。これはお米の外皮。写真左が「玄米」、中央が「米ぬか」、右が「七分搗き米」です。玄米の外皮を3割削ったものが「七分搗き米」。つまり10割削ったものが「白米」です。削り取られた粉状の外皮が「米ぬか」と呼ばれ、食生活の様々な部分で活用されています。たけのこのあくが米ぬかのでんぷん質に吸着され、えぐみをとってくれるのです。
米ぬかがないときは?
米のとぎ汁でたけのこを茹でたり、白米をひとにぎり加えて煮たり、重曹を使うと同様の効果があります。