今だけのおいしさを堪能しよう
たけのこが店頭に並びはじめると春の到来を感じます。下茹での仕方がわからないから買ったことがないという方も多いかもしれませんが、実はそんなに難しい作業ではないのです。真空パックに入った水煮のたけのこは通年売られていますが、生のたけのこはまったく別のおいしさ。ぜひ、この時期だけの味わいを堪能しましょう。
たけのこのゆで方、基本をおさらい!たけのこが茹で上がったら、さぁどうやっていただきましょう!?「たけのこご飯」や「若竹煮」など、出汁のきいた定番たけのこ料理が頭をよぎりますが・・実はもっともっと簡単なのが「たけのこステーキ」です。にんにく・バター・醤油の香りが食欲をそそる、たけのこが主役の一品です。
たけのこステーキの作り方
材料(分量は1例です。たけのこの大きさやお好みに合わせて加減してください)
- ゆでたけのこ:中1本
- オリーブ油:大さじ1
- にんにく:1/2片
- 塩:少々
- バター:10g
- しょうゆ:小さじ2
- 木の芽:適宜
1、ゆでたけのこは根元を1センチの輪切りにし、穂先は放射状に切る。
2、輪切りにした根元は、包丁で格子状に切り目を入れる。
3、にんにくは皮をむき3ミリほどの薄切りにする。
4、フライパンにオリーブ油とにんにくを入れ中火にかけ、きつね色になったら取り出す。
5、4のフライパンにゆでたけのこを並べて塩をふり、強めの中火で両面に焼き目をつける。
6、バター、しょうゆを加えて全体にからめ、器に盛りにんにくチップと木の芽を添える。
木の芽の香りも今だけのごちそう
手に入れば、ぜひ「木の芽」を添えてみてください。木の芽とは山椒の木の若芽のことです。子どもの頃、母に頼まれると山椒のトゲにびくびくしながら木の芽を探して摘んだこと、木の芽を手のひらでパンと叩くのが楽しかったことを思い出します。叩いて香りを立たせてから料理に添えるのです。たけのこと木の芽の香りは食卓に春を運んでくれます。今だけのおいしさを味わってみませんか?(木の芽のほか、大葉の千切りやたっぷりの黒胡椒もおすすめです)