人気急上昇、リーキをご存知ですか?

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リーキというお野菜をご存知ですか?

リーキ

「リーキ」という野菜を聞いたことがあるでしょうか?
ピンとこない方も多いかもしれません。リーキは、見た目は根深ねぎとそっくりです。フランス語でポワローと呼ばれているため、ポロネギと呼ばれることもあります。日本へは明治初期に西洋ネギとしてリーキが伝わりましたが、すでに根深ネギが広く使われていたため、普及しませんでした。最近になって需要が伸びはじめた、現在人気上昇中の野菜です。

しかし、ベルギーやオランダなどのヨーロッパ産を輸入することが多く、日本での生産量はまだまだ少なく、静岡県や長野県などで少量作られています。以前は、1本1000円弱と高値だったリーキですが、最近では1本数百円で売られているようです。百貨店の野菜売り場などで目にすることができるかもしれません。

リーキと根深ネギの違い

ポワロネギ

見た目がそっくりなリーキの見た目の違いは葉(緑の部分)が特徴的なV字型になっている部分です。太さも2倍近くあり、葉の部分は筒状にならず、硬く平らにつぶれているのが特徴です。
味と香りは一般的な根深ネギよりまろやか、さっと茹でるとトロリとしてやわらかいのに煮崩れせず、加糖した甘さと違い、自然な甘みがあります。この甘みがリーキの魅力。リーキはネギの仲間ではありますが、日本のネギの種類とは違う西洋ネギです。ネギ特有の刺激臭が少ない為、ネギが苦手な人でも食べられるかもしれません。

食べ方は炒め物や煮込み料理に最適

リーキの食べ方はは、一般的なネギと同様に白い部分を煮込みや炒め物に使います。スープやグラタン、シチューやマリネなどに利用できます。緑色の部分も若く柔らかい物はニラの様に調理することができますが、中には硬い部分もありますので、よく煮込んで食べるのが良いかもしれません。

リーキを選ぶ時のポイントは、白い部分は太くて長く、張りとつやのあるものを選びます。また、葉の緑色がみずみずしいものほど新鮮です。さわってみて、ふかふかしているものはさけましょう。保存方法はネギと同様、乾燥しないようにラップに包むか、ポリ袋にれて冷蔵庫で保存します。栄養面では、カロチンが豊富で食物繊維・カリウムも多く含むので、これからの時期、風邪の症状を緩和するのに効果的です。

もしリーキを見かけたら、柔らかな香りとトロリとした食感が楽しめるスープやグラタンで、一度使ってみてはいかがでしょうか?

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