どうやって剥きますか?里芋の皮の簡単なむき方

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皆さん里芋って良く食べますか?

里芋はイモの中でも、下ごしらえが面倒なのでついつい敬遠しがちです。我が家は農家で、栽培しているのでよく食べますが、ジャガイモやサツマイモ、カボチャの方が何となく気軽な感じがしてしまいます。そんな里芋を今までより更に美味しく頂ける、調理の仕方をご紹介します。面倒な下ごしらえをも乗り越えられる美味しさです。

里芋を煮物でほっこり楽しみます!

皮を剥く?イヤイヤ皮は簡単にこそげます!

皆さん皮を剥きますよね?イヤイヤ皮は包丁でこそげるようにします。そうすることによって、表面の薄皮に守られた中身は柔らかくトロトロのイモになります。

里芋のむき方は以下の通りです。

里芋むき方里芋の簡単なむき方
  • 里芋をしっかりと握って持つ。
  • 包丁を縦方向に動かして、里芋の表面の毛の部分を削り取るようにする。
  • 芋の付け根の部分は少しだけ切り落とす。
  • 全体的に削り取れたらすぐに水につけて、赤く変色するのを防ぐ。
里芋のむき方

これで下ごしらえは完了です。

手で握ってやるには多少の握力とコツがいるかと思います。私もザラザラのゴム手袋とか、スプーンでやるとか、色々なアイテム等を試してみましたが、結局のところ単純な方法が一番楽にできるように思います。ケガにだけは気をつけてください。

里芋で作る具たくさんな汁物レシピ

下ごしらえした里芋を使って、美味しい汁物を作りましょう!

里芋汁物レシピ

豚汁、けんちん汁、芋煮、いものこ汁。日本各地でイモや根菜を入れた具だくさんの汁物があります。その土地ならでは、各家庭の作り方があって、一言では言い表せないように思います。そして、そういったものを大事にしていくのは素敵なことです。今回の汁物の作り方は秋田県の農家出身の方に教えていただいたものです。

  • 鍋に水を張り、下ごしらえした里芋を入れます。この時に芋が大きいからと、小さく切らずにそのままの大きさで入れます。
  • 鍋を火にかけ、ゆっくりと芋を煮ていきます。灰汁が浮いてきたらお玉などで取り除きます。
  • イモが柔らかくなるまで、30分位吹きこぼれないように注意しながら煮ます。芋が柔らかくなったら、出汁を入れて(だしパックや顆粒出汁で十分)中火で煮ます。
  • 柔らかく煮えたら、火を止めてそのまま冷まします。時間がない場合は次の工程に進んでも大丈夫です。
  • 他の具材を食べやすい大きさに切って、火をつけた鍋に固いものから順に入れて行きます。具材が煮えたら味噌で味付けをして出来上がりです。

一緒に入れる具材は大根、ゴボウ、ネギ、きのこ類等が合います。お肉(豚や牛の薄切り肉など)も入れても良いでしょうし、味付けも味噌でなく醬油味でも美味しく頂けます。

寒い冬、トロトロ里芋のあったかい汁物召し上がって、ほっこり温まって下さいね。

写真・文 有限会社榎戸園 榎戸芳

里芋の上手な保存方法を知って、長持ちさせよう!

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