和梨と、洋梨、皆さんはどちらがお好きですか?
和梨と洋梨、2つ梨の違いの大きな特徴はその形。和梨が丸い球形なのに対し、洋梨は上が細くお尻が大きい、ひょうたん形をしています。また食味も違い、和梨は甘酸っぱくシャキシャキとした食感。方や洋梨は豊潤な甘さとねっとりとした贅沢な食感です。美味しく食べるコツにも違いがあります。様々な品種、美味しい時期。旬の品種を追いかけみて味比べをしてはいかがでしょうか?
美味しい梨の見分け方
和梨
和梨は皮の色で2タイプにわけられます。
- 皮の色が黄褐色の”赤梨” 系…「幸水」「新高梨」など
- 淡黄緑色の”青梨”系…「二十世紀」「菊水」など
「幸水」などが7月頃から、8月に「豊水」「20世紀梨」9月「新高梨」が出回ります。最も旬の時期は8月から9月をピークに10月頃。11月からが旬に入る「新興梨」「新雪」「愛宕梨」もあります。
洋梨
日本で栽培されている品種の多くは緑色の果皮で、追熟すると黄色になるものがほとんどです。8月初旬頃から9月中旬の「バートレット」、10月上旬~「ラ・フランス」10月下旬頃「ル・レクチェ」などがあり追熟時期を含めると1月下旬まで楽しめます。
和梨
- 張りがある
- 軸がしっかりしている
- 重みがある
- ふっくらとして、丸みがある
洋梨
- 表面に傷が無く、部分的に柔らかくなっていないもの。
梨の食べ方の違い
みずみずしくシャキシャキの食感の和梨は生食むき。サラダに使っても美味しい
- 届いて3日くらいまでがベストの食べ頃。
- 皮近くが甘い部分なので、皮はなるべく薄く剥く。芯の部分は少し大きく切りとる。
- 鮮度が良いうちに早めに食べるようにする。(あまり置き過ぎると果肉が柔らかくなり甘ったるくなる)
- ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存。1週間くらいは美味い状態が保てる。
香り高く、とろける甘味…これぞ洋梨。生で食べるのもちろん、コンポートやお菓子にも使います。硬いうちは本来の味がでないので、食べ時には気配りをしたいところ。
- 紙袋などに入れて乾燥を防ぎ、室内(15〜20度)で追熟させる。
- 梨の上の部分を指で軽く押せる頃が食べ頃。
- 串切りにしてから芯を取り除き、そして面取りをするように皮を剥く。
- 果肉が口の中でとろけるぐらいが本当の洋梨のおいしい食べ頃ともいわれますが、好みの食べ頃は人それぞれ、軟らかくなり始め?傷む直前?
- 追熟して食べごろになったものはビニール袋に入れて冷蔵庫で保存。長期保存にはむかない。
果物は長時間冷やし過ぎると甘みが薄まってしまいます。和梨、洋梨ともに「食べる直前に氷水に浸けて冷やす」または「食べる1時間ほど前に冷蔵庫に移して冷やす」ようにしてください。美味しくいただくコツを知って梨の潤いを余す事なく楽しんでください!
文・イラスト/ほしまさみ