梨の品種は10種類以上
「20世紀」や「幸水」、「豊水」みなさんよく聞く梨の品種ではないでしょうか。梨の品種は多く、鳥取県内で生産されているものだけでも10種類以上あります。「夏さやか」や「新甘泉」など鳥取オリジナルの品種も生産されています。
旬は夏から秋にかけてが主で、7月下旬から遅いものだと年越しまで出荷されるものもあります。みずみずしくシャキシャキとした食感、甘みのある果肉で子どもからお年寄りまで人気がある果物の一つです。そんな梨の中で今回は「秋栄(あきばえ)」という品種の特徴をご紹介していこうと思います。
秋栄とはどんな品種?
秋栄とは、「20世紀」と「幸水」の交配種で鳥取県のオリジナル品種です。
登録されたのが1997年なので、比較的新しい品種になります。秋栄の収穫時期は8月下旬頃から9月中旬頃と出回る期間が短いのも特徴です。
そして、日本の梨は「赤梨」と「青梨」の2つのグループがあります。
「赤梨」は皮の部分は赤色をしており、皮がザラザラしているのに対して、青梨は皮の部分が緑色を帯びており、皮が赤梨と比べるとツルッとしています。秋栄は「青梨」のグループで、皮は緑がかった黄色で、果肉はきなりのような色で、柔らかさの中にシャキシャキ感もあるような食感です。
秋栄と幸水梨を食べ比べ
実際に秋栄と幸水梨を食べ比べしてみました。
幸水梨はみずみずしく果汁がジュワッと出て甘みが強いのに対して、秋栄はリンゴのようにシャリッとした食感で、酸味と甘みのバランスが良い爽やかな味わいでした。
手に取った感触も秋栄は固くしっかりとした感触。歯ごたえもよく、さっぱりとした味の梨がお好きな方にお勧めの品種だと感じました。
秋栄の特徴をまとめると・・・
①収穫時期は8月下旬頃から9月中旬頃
②秋栄はリンゴのようにシャリッとした食感で、酸味と甘みのバランスが良い爽やかな味わい
幸水や二十世紀などと比べるとまだまだメジャーな品種ではありませんが、見つけた時には是非手に取ってみてください。
他の品種も一緒に買ってみて、食べ比べするのも楽しいですよ!梨は追熟しないので、購入したらお早めに召し上がってくださいね。