鳥取で梨一筋、まえた農園前田真也さん。

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鳥取で梨一筋、まえた農園前田真也さん

鳥取で梨一筋で梨を作り続けるまえた農園前田真也さん。そんな前田さんに、梨作りと販売方法への想いを伺いました。

まえた農園前田さん

「先々代はずっと市場に梨を出荷していたんですが、自分の父親の代から直売に切り替えたんです。選果場に梨を出荷して終わり。とにかく数をさばけばいい。でも、お客様が実際に手に取ったときの驚きの表情や、また買いに来てくれるニコニコした表情を見られないなんて、もったいないじゃないですか。」買いにきてくれる人の表情を思い浮かべると、梨の出荷がピークの期間、連日15時間にも及ぶ仕事も苦ではないそうです。ギフト梱包をし、翌日には関東に住むお客様にも届けることが出来ます。

梨は鮮度が命

あきづきの出荷

「どうしてもスーパーなどに並べようとすると、梨は鮮度が命。5~6日後にしか店頭に販売されない。そういう意味でも、直売に切り替えた父の判断には自分も心から共感しています。」

前田さんのお父さんの趣味は、自作のログハウスに人を呼び、仲間と酒を酌み交わすことでした。どんなに苦しいことがあっても、仲間と笑って酒を飲めば元気になれる。「お客様にも、自分が作った梨を食べることで、笑顔を一緒に届けたい。」まるでお父様が生きていてそのセリフを私に伝えてくれたかのように、前田さんご自身が最後に話してくれました。

梨を直販で届けること

梨の販売を直販に切り替えてからは、作ることが半分、売り先を探すことが半分のハードな日々。父が亡くなってからは母と二人、250本の梨の木を育てています。今年の秋もすでに常連さんからのオーダーが入ってきており、届ける方の笑顔を想像しながら、今日も前田さんは農作業をこなします。その笑顔のひとつに、あなたもなってみませんか?

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