梨でシャキシャキサラダ
梅雨が明けるころから、梨のなかでも収穫時期が最も早い幸水を店先で見かけるようになります。一年中売られているリンゴと違って、旬にしか食べられない梨は、「今年も梨の時期が来たなあ」と季節を感じる特別な果物です。シャキシャキした食感と上品な甘みは、サラダにも良く合います。美味しい梨を使ってももちろん美味しいのですが、歯ごたえは良いけれど甘みが足りない、という梨にあたったら、迷わず梨のサラダを作ることをおすすめします。
梨も野菜も大きさを揃えて切る
梨の甘みと相性が良いのが、セロリのクセのある苦み。意外な組合せですが、太さを合わせて切ることで、歯ごたえが揃い、不思議なくらい良く合います。シャキシャキと歯ごたえの良い、水菜、夏バテに効果的なキュウリ、そしておかひじきなどの野菜も、同じ太さに切り揃えます。野菜と同様、梨の切り方も一工夫、薄切りにしてから斜めにずらして千切りにすると、素早く切ることができます。梨に含まれる果糖は、冷えているほうが甘みを強く感じるうえに、切った後に色が変わりやすいので、野菜から切り始めると良いでしょう。
梨をシンプルに味わう!レモンの酸味のシンプルなドレッシング
梨と野菜のみずみずしさをシンプルに味わうために、ドレッシングは爽やかな生レモンのドレッシングを合わせます。オリーブオイルにレモン汁を搾り入れ、塩とコショウで味を整えます。ドレッシングを掛けると野菜の色が変わり始めるので、梨の白さを楽しむためにも、それぞれ手元で和えて、すぐにいただきます。冷やしたグラスに盛りつけると、梨の甘みが最後まで引き立ちます。
文・写真/ヨウデザイン 伊藤陽子
協力/株式会社ラ・ルース(ヒノキサラダボウル)