収穫したての大根はとっても美味しい
そろそろ寒さが気になる季節。そんな時期、ぐんと美味しくなる野菜の一つが大根です。今ではほぼ一年中、スーパーの店頭に並んでいる大根ですが、最も美味しい旬は冬。まるまると育った冬の大根は瑞々しく、サラダ・煮物・ステーキと色々な調理法で美味しくいただけますね。
機会があれば、畑で収穫したての大根を食べてみて下さい!私は、寒い日の朝、畑で収穫したばかりの大根をさっと水で洗って食べたときの感動が、今でも忘れることが出来ません。
大根の煮物の皮は厚くむく?
ぐんと冷え込んでくると、ことこと味を含ませた大根の煮物やおでんが食べたくなります。
大根の煮物を美味しく作るためには、皮を厚めにむくと良いと言われます。その理由は、大根の皮の下に筋があるから。だから、柔らかく仕上げたい煮物は皮を厚めにむくのです。そうは言っても、皮を厚くむくのは勿体ない…そう思う人に、今回は大根の皮を美味しく食べるレシピをご紹介します。このレシピがあれば、大根の皮も美味しい一品に。大根の皮を厚くむくのを躊躇しなくてすみますね。
大根の皮を美味しく食べる、簡単レシピ
さっぱりぽん酢漬け
材料は、大根の皮とお好みのポン酢だけのお手軽レシピです。ポン酢は普段使っている市販のものでOKです。作り方は、細切りにした大根を保存容器に入れ、ポン酢をひたひたに注ぎます。表面にぴったりとラップをして、半日~一日置けば完成です。
美味しく作るポイントは、大根の皮をむいたら、すぐに細切りにしておくこと。繊維に沿って切ると、ポリポリとした食感が楽しめます。あれば、柚子の皮を添えてもよいでしょう。冷蔵庫で1週間ほど日持ちするので、ごはんのお供や箸休めにぴったりです。
あっさり塩昆布和え
こちらは作ってすぐに食べられるレシピです。市販の塩昆布を使うので、とっても簡単。塩昆布はそのまま食べるのはもちろん、調味料としても重宝しますので、常備しておくと便利な食材です。大根の皮は繊維と垂直に切ります。繊維を断ち切るように垂直に切ると、しんなりして味が早く馴染みます。カットした大根・塩昆布をボウルに入れ和えます。大根がしんなりしてきたら、ごまをぱらり。風味づけにごま油を入れても美味しく仕上がりますよ。
サクサクかき揚げ
なんと、大根の皮はかき揚げの具にもなります。繊維に沿って細切りにした大根の皮をニンジンやかぼちゃ、三つ葉など、好みの野菜と一緒に揚げます。揚げると水分が飛び、野菜の甘みがぎゅっと凝縮されます。野菜だけでも美味しいですが、ちくわやむきえびを入れるとぐんと豪華に。メイン料理にもなりそうですね。
また、むいた皮をすぐに食べない時は、繊維に沿って切り、軽く塩もみしてから保存するのもオススメです。あっさり浅漬けのような箸休めの完成です。
どれも簡単に出来るので、大根の皮がある時にぜひ作ってみてくださいね。大根の皮のために、大根料理を作りたくなるかもしれませんよ。