大根の下処理、おさらいしてみます!
寒い日は、出汁がしみたほくほくの大根を食べたい!と思いませんか?サラダにももちろん、おでんやほろふき大根…様々な料理に使われますね。そんな大根ですが、調理までの下処理、改めて確認してみませんか?
大根といえば「辛い」と思う方も多いのではないでしょうか?
辛味も旨味の一つですが、苦手な人もいます。
辛くない大根の見分け方ですが、大根のひげ根の並び方に注目します。ひげ根とは、大根の表面にある細い根っこです。ひげ根がとれてしまっているものもあるので、表面のぷつぷつしたくぼみを見つけます。そのぷつぷつが、縦に線のように並んでいるものが辛くない大根になります。買う前に辛さがわかるのは嬉しいですね!
また、辛くない大根おろしの作り方にも秘訣があります。大根は細胞が壊れると辛味の成分が出てきます。ですので、普通は輪切りにした大根の断面におろし金にあててすりますが、側面の方をおろし金にあててすれば、繊維にそってすることになるので辛くない大根おろしが出来るのです。
大根の皮むき
次に、大根の皮むきについてです。基本の包丁での皮のむき方をご紹介します。まず、皮に包丁を斜めにして刃を入れます。
皮と身の間に包丁の刃が入ったら、包丁を持つ手の親指を、刃が進む方向に皮の上から添えながら人差し指と親指を引き合うイメージで刃を進めていきます。親指を皮の上から添えることで、包丁が皮から出てしまうこと、大根を持つ手を切ることを防ぎます。また、大根を支える手は刃が進みやすいように大根を回転させます。
包丁は苦手!という方はピーラーを使うと難しくなく皮を剥くことができますよ。
大根の下ごしらえの仕方
皮を剥いたあと、面取りをします。面取りとは、大根と淵を削ぐことで、煮崩れを防いだり、味を染み込みやすくさせる処理のことです。やり方は簡単、皮を剥くのと同じ感覚で淵を一周くるりと切ります。
そのあとは、隠し包丁を入れます。隠し包丁とは、裏と表に十字に包丁の切れ目を入れることです。隠し包丁をすることで、面取りと同じく味を染み込みやすくさせ、早く柔らかくなります。
また、大根のエグ味を抜くために、お米のとぎ汁か生米を水にひとつまみ入れます。水から大根を入れ、沸騰させて煮込みます。大根に竹串がすっと通れば完成です!
いかがでしたでしょうか?
辛くない大根の見分け方やすり方で自分が欲しい辛味のものを選び、面取り、隠し包丁、お米を入れる、という下処理で、今まで以上に美味しい大根料理を作ってみてくださいね!