旬の野菜、美味しく食べるネタ☆根菜系は水から茹でるのがいい!
そのまま食べたり、下ごしらえに用いる〝茹でる〟という調理法。素材によって茹で方が、違いますね。たとえば…
「タケノコは米ぬかを入れて。」
「ほうれん草などの青い野菜は熱湯から。」
「根菜系は水から。」
などなど。寒さが一段と厳しくなり、出番が多くなる、旬の冬野菜「根菜」。「水から茹でる」のは繊維が細かく、火の通りが悪いので、お湯から茹でると、中まで火が通る頃には表面が煮崩れてしまうからです。沸騰後は弱火でグラグラさせずに茹で、素材に均一に火を通します。
※簡単下ごしらえで、たけのこデビューのすすめ
※美味しさと栄養を逃さない、ほうれん草のゆで方
根菜の代表〝大根〟
ちょっとのコツで、『俄然、旨さに違いあり!』
茹でただけの大根なのに?こんなに美味しい!
この流れをマスターすれば、この冬、大根のある食卓は笑顔でいっぱいです。
1.面取りをする→煮崩れを防ぐ。
※皮近くの筋っぽさをとるために、厚めに(3〜4㎜くらい)剥きましょう。面取りとは輪切りや、角切りした角をくるりと薄く削ぎとることです。…ちなみに、煮物にするときは面取りした方が味のしみ込みが早く、ムラなくできます。見た目もよくなりますね。
2.十字に隠し包丁を入れる→火の通りをよくする。
3.鍋に大根を入れて、
米のとぎ汁(または水に一摑みのお米)をかぶるくらいに注ぐと、アクを抜き、透明感を出す効果があります。さらに、少しの手間がかかりますが、少量の大根おろしを入れると甘みがより増します。
4.弱火で竹串がすっと入るまで茹でる。
これだけで、すっきりとした甘みある〝茹で大根〟が出来ます。
茹でた大根は、展開度が抜群!
「ふろふき大根」、「ブリ大根」、「おでん」、「大根だし煮物」…冬らしいほっこりメニューが浮かびます。今宵は冷蔵庫にあった〝キノコ類〟をごま油で鍋で炒め、そこに味噌と味醂、砂糖を入れて弱火で練り上げ、小ねぎを入れた、たれを作りました。
野菜に見合った、ちょっと丁寧な下ごしらえで、美味しさの持ち味を引き出してみませんか?