大根のしっぽの部分の特徴
気温が低くなる冬は、大根は甘くなり一番おいしい季節を迎えます。でも、1本買っても使い道がむずかしい、と考えてしまうことはありませんか?そんな時は部位によって適したお料理を作ると、まるまる色々な使い道に使えるかもしれません。葉に近い部分や真ん中の水分の多い甘い部分は、特徴をいかして煮物などに使ったら、下のしっぽの部分はお漬け物にしてみてはいかがでしょう。
大根は部位によって甘さが違う、上手な大根の使い分け。大根の浅漬けの作り方
大根の葉と反対側のしっぽの部分は、繊維が強く水分が少なく、辛みが強い特徴があります。一般的には、お味噌汁の具、漬け物、きんぴらに向いていると言われます。今回は、切り方や材料を変えて簡単に作れる浅漬けを紹介します。
お弁当のすきまおかずにも!大根とゆずの浅漬け
- 大根のしっぽの部分:100g
- 大根の葉:100g
- 塩:5g
- ゆずの皮:適量
1.大根を切る
大根は皮をむいて千切りにする。葉の部分は小口切りにする。
2.塩をあわせる
1をあわせて塩を全体にあわせる。
3.完成!
しんなりしたら水分をしぼり、千切りにしたゆずの皮を混ぜ合わせる。
野菜は丁寧に切ると出来上がりがきれいです。ゆずの皮は白いわたは苦いので包丁で取りのぞいて千切りにしてください。大根の葉の部分は、栄養が豊富なので捨ててしまうのはもったいない。ほろ苦い風味もアクセントになってくれるので、刻んで一緒に混ぜ込みます。
ぴりっと辛いのがお好きな方は、ゆずの代わりに赤唐辛子を刻んだものを加えるのもいいです。切り方も千切りではなく、いちょう切りにすると違った食感を楽しめます。
お弁当の簡単すきまおかずにも
お弁当を作っていると必ずある、あと1品なにかないかしら・・・という時の、すきまおかずにもぴったりです。すっきりした味なので、お弁当の濃いめのおかず中、口の中をさっぱりさせてくれる効果もあります。大根の簡単浅漬け、大根を1本買って、使い道に困ったときにもぜひおためしください。
文章・写真 三木れいこ