エビのしっぽは食べる?食べない?

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食べる派or食べない派

モサエビ

人気のあるエビ料理といえば?大きなエビフライや天ぷらが思い浮かぶのではないでしょうか。頭は取ってあっても、しっぽは付いた状態で調理されることが多いエビ料理。最後に残った“しっぽを食べるか食べないか”で意見が分かれた経験はありませんか?日本ではエビのしっぽを「食べる派」「食べない派」は約半々くらいに分かれるようです。

エビのしっぽを食べるなら!

エビのしっぽを食べることは、体にとって問題はないのでしょうか?エビの殻やしっぽは有害ではないので食べることができます。しかし、しっぽの中が汚れていることもありますので、調理する際にはしっぽの先を切り落とし、包丁の背でしごいて黒い水を出し、きれいに洗うことで生臭みも抑えられます。また、加熱する際にはしっぽがパリパリになるくらいまで火が通しておくと安心です。ただし、高齢者や乳幼児には、消化機能や嚙む力が弱いため避けた方がよさそうです。

丸ごとおいしい?!鳥取のモサエビ

モサエビ

エビのしっぽは食べ方や調理法に気をつければ成分的には食べても大丈夫そうですが、「食べない派」から「焼いても“かたそう”だから食べない」という意見を耳にします。エビの種類や脱皮の時期などによって殻やしっぽのかたさが変わるようです。

モサエビ

鳥取では「モサエビ(猛者海老)」の漁期(9月~5月)に入ると、地元民はいろいろなエビ料理に舌鼓を打ちます。「モサエビ」は甘みが強く刺身はもちろんですが、“いかつい”見た目に反して「殻が柔らかめ」なので、塩焼きや唐揚げなどにして頭からしっぽまで食べられることも多いのです。身の旨さと殻の香ばしさを丸ごと調理した「モサエビ」料理は、今まで知らなかった“エビの味覚”への新しい発見があるかもしれません。

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